サーミスタセンサ

Solution

独自構造による
高信頼性サーミスタの提案

課 題

LEDの熱による劣化を抑えたい

  • LEDの発熱によりサーミスタの経年劣化が加速し、抵抗値が上昇、温度精度が低下することでLEDが過熱し寿命を縮めている。
  • 硫化マイグレーションによりサーミスタがショートし、LEDが点灯しなくなる可能性がある。

ABOUT製品概要

LEDヘッドライトは、LEDを高温環境下で動作させると寿命が低下します。そのため、サーミスタを用いてLEDの温度をモニターし、LED電流をディレーティングすることで、LEDの過熱を抑制します。

NTCサーミスタによるLED温度監視の回路例

■ 当社チップサーミスタの特長

  • 高い抵抗値精度及び温度精度を実現
  • 4面ガラスコートにより高信頼性(機械的強度、耐環境性、耐マイグレーション性の向上)
  • 大きな静電気破壊耐量
  • 優れた高周波特性

他社品(積層タイプ→ガラスなし)

サーミスタ素体上の電極は密着力が弱く
めっき時に素体侵食され、
電極剥離が発生します。

三菱マテリアル TDシリーズ

ガラス上の電極は密着力が強く
めっき時に素体が侵食されません。

RESULT効果

  • Before

    ■ 耐熱信頼性

    サーミスタが経年劣化により、抵抗値が上昇すると本来の温度より低く検出されることで、誤った電流制御をしてしまい、LEDが高温環境にさらされてしまう。さらにLEDジャンクション温度を超えた場合でも異常として検出されず、寿命低下を引き起こす可能性がある。

  • After

    ■ 耐熱信頼性

    当社チップサーミスタTDシリーズは、耐熱性に優れ、高温下での抵抗値変化が非常に小さく、温度精度にも優れている。LEDの温度を精度よく監視することができ、長寿命化に貢献。

  • Before

    ■ マイグレーション

    ガラス保護膜が無いと、硫化マイグレーションが生じLEDが不灯となる可能性がある。
    保護膜が無い他社製品と当社品を80℃の切削油中に投入し、サーミスタ端 子電極間に定電流電源でDC 5Vを連続印加する硫化マイグレーション試験を実施した。下の写真は他社品の試験後外観で、5時間通電後でマイグレーションが確認された。

    マイグレーション

  • After

    ■ マイグレーション

    当社品は、ガラスコートされ、Ag下地電極の露出が無いため、硫化マイグレーションの発生を抑制。

    マイグレーション

ADVANTAGEソリューション導入のメリット

  • ADVANTAGE01

    高温耐熱性・長期安定性に優れ、
    LEDヘッドランプに最適

  • ADVANTAGE02

    独自の4面ガラスコート構造で、
    硫化マイグレーションを抑制

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このソリューションは、
三菱マテリアルのサーミスタセンサを活用したものです。
製品の概要はこちらをご覧ください。

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