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三菱マテリアル電子材料事業

コンテンツ開始

周囲温度変化による熱時定数NTCサーミスタ

許容動作電力 用途

ゼロ負荷の状態で、サーミスタの周囲温度を急変させた時、サーミスタ素子の温度が最初の温度と、最終到達温度との温度差の63.2%変化するのに要する時間を表す定数。
サーミスタの周囲温度をT1からT2に変えた場合、経過時間tとサーミスタの温度T、には次の関係が成立します。

\[ \begin{eqnarray} T&=& \begin{pmatrix} T_1 - T_2 \end{pmatrix} exp \begin{pmatrix} -t / \tau \end{pmatrix} +T_2 \qquad \qquad・・・(3.1) \\[8px] &=& \begin{pmatrix} T_2 - T_1 \end{pmatrix} \begin{Bmatrix} 1-exp \begin{pmatrix} -t / \tau \end{pmatrix} \end{Bmatrix} +T_1 \qquad ・・・(3.2) \end{eqnarray} \]

この定数τを熱時定数といいます。
ここで\( t = \tau \)とすると:\( \begin{pmatrix} T - T_1 \end{pmatrix} / \begin{pmatrix} T_2 - T_1 \end{pmatrix} \fallingdotseq 0.632 \)となります。

言い換えると上記定義のとおり、サーミスタの温度が初期温度差の63.2%変化するまでの時間が熱時定数となります。

経過時間tとサーミスタ温度の変化率は表1の通りです。

カタログ記載値は下記測定条件による代表値です。

  1. 周囲温度50℃から25℃の静止空気中に移動した時、サーミスタの温度が34.2℃になるまでの時間。
  2. アキシャルリード、ラジアルリードタイプは出荷形状にて測定。

尚、熱放散定数、熱時定数は、環境条件、実装条件によって変化しますので、ご注意下さい

許容動作電力 用途
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