品質問題再発防止策の実施状況

品質問題再発防止策

当社グループは、品質管理体制を強化するため、「フロントローディングシステムの浸透」をはじめとする6つの施策に取り組んでおります。

今回の不適合品出荷に至った原因から抽出した以前のガバナンス体制における不足・不備・不十分などに対し、再発防止策として網羅的な6つの施策を策定しました。
当社グループの品質方針である「顧客の要求に合致し、顧客に満足していただける一級品の品質の製品を製造し、提供する」の実現を目指し、再発防止の取組みを着実に実行、推進していくことでグループガバナンス体制を再構築してまいります。

品質問題の再発防止策

  1. 1受注時のフロントローディングシステムの浸透
  2. 2品質管理部門の体制・権限の強化
  3. 3品質教育の拡充
  4. 4検査設備自動化の推進
  5. 5品質監査の強化
  6. 6外部コンサルタントの活用

不適合品出荷に至った主な原因と対策

  • 受注段階における製品開発・受注過程へ働き掛ける仕組みの不十分さ
  • 「受注」「納期」偏重の姿勢
  • 工程能力を超えた仕様での受注、量産
  • 1受注時のフロントローディングシステムの浸透
  • 品質保証体制の仕組みの不備
  • 他部門から品質保証部門へのプレッシャー
  • 1受注時のフロントローディングシステムの浸透
  • 2品質管理部門の体制・権限の強化
  • 規格遵守に対する意識の低さ
  • 品質管理ができているという驕りの意識
  • 品質問題に関するリスク感度の低さ
  • 3品質教育の拡充
  • 6外部コンサルタントの活用
  • 事業に対する資源不足(検査人員・検査設備の不足など)
  • 3品質教育の拡充
  • 4検査設備自動化の推進
  • 監査手続きの形骸化
  • 5品質監査の強化
  • 6外部コンサルタントの活用

外部コンサルタントの活用

製造・出荷の現場では不足しがちな「お客様目線」「第三者視点」を補うため、品質管理に精通した外部コンサルタントを招き、指導、助言等を受けております。当社グループの品質管理活動が独善に陥ることを防止し、実効性のある品質管理活動を確立していきます。

施策概要

  • 各拠点に対し品質コンサルタント指導会を実施する。
  • 外部コンサルタントによる第三者目線でのアドバイスを受ける。
  • 各社改善の進捗状況を確認、グループ内で情報共有し横展開する。

標準的スケジュール

  • 拠点トップおよび品質管理
    関連の部長職等と面談
    現在の取組み状況と弱いところや改善しなければならないと思われるところについてヒアリング。

    直近で取組むべき内容を絞り込む。
  • 現地訪問・現場確認
    資料の説明だけに頼らず、実際に現場を目で見て同じ目線で工程を把握。

    現場の工程・状況を詳細部分まで見過ごさないように確認。

    工程能力の把握が目的ではない。
  • 現場の管理職等と面談
    ・ヒアリング
    現場での考え方や意見などを改めて聴取。

    作業や品質向上の手法に関する疑問や相談に対する答申。

    実例を交えた効果的なアドバイス。
  • 確認会
    品質管理状況や定めたルールが正しく守られているかを確認。

    コンサルタントによる監査的な手法による改善の進捗確認。

    直近で取組むべき内容を絞り込む。

実施状況

  • 2018年度計画の77%完了(2018年12月末現在)
  • 指導会の開催予定数18から30回に増加(2018年12月末現在)
  • 確認会終了後、各拠点はコンサルタント会社と個別に契約を検討中。

各拠点における指導会

再発防止のための具体的な手法や考え方について上層部から現場の管理者まで時間をかけ丁寧な説明や実践的なアドバイスを行っています。その後は得られた手法による改善進捗の状況確認やグループ内で情報共有し横展開を進めていきます。

品質コンサルタントによる指導会の様子

品質教育の拡充

当社グループ国内外各拠点において品質教育リーダーを養成し、リーダーによる各拠点での教育を展開することで、全ての階層及び職種の従業員が、品質の重要性及び品質を維持・向上させるために行うべきことを理解することを目指して品質教育の拡充を図ってまいります。
また、外部講師による品質管理関係者を対象とする教育やグループの品質担当者を招集する会議を実施。新たに品質管理ハンドブック等を策定し、教育等で利用していきます。

品質教育リーダー研修

開催実績の合計 17回 259名

当初計画分の実施状況

実施時期 場所 対象者 回数 参加人数
〜2018年8月 国内(埼玉) 国内及び海外の開発・製造・品質保証関係従業員 14回 218名
実績/計画比(括弧内は計画数) 100%実施(14回) 128%参加(170名)

追加開催分の実施状況

実施時期 場所 対象者 回数 参加人数
2018年7月30日 海外(中国) 中国地域の開発・製造・品質保証関係従業員 1回 20名
2018年10月9日 海外(タイ) タイ国の開発・製造・品質保証関係従業員 1回 14名
2018年10月10日 タイ国の開発・製造・品質保証関係のローカルの従業員 1回 7名
追加開催分の合計 3回 41名

フォローアップ

課題

受講者が職場で教育する際の支援が必要(QAなど)

対策

地域 内容
国内
  • 外部コンサルタントによる品質指導会の継続実施
  • 質問への対応
海外
  • (新規)外部コンサルタントによる品質指導会の継続実施
  • (新規)品質テキストの現地語化(中国語・タイ語、他)

※三菱マテリアルグループ各拠点の品質教育に展開するため『品質管理ハンドブック』を作成、海外拠点からの要望を受け22言語に対応して展開予定。

外部コンサルタントによる品質教育実施(中国上海)

研修会の様子

品質に対する社会的要求の変化や、品質とは何かなどの品質経営の基本から「品質経営の要素」と題して、管理手法や標準化の進め方、チーム力の強化やマネジメントシステム構築のノウハウなどといった幅広い内容を受講しています。
今後、受講者はリーダーとして各拠点の状況に合わせて品質教育を展開し、そのなかで出てきた品質管理に関わる疑問や課題の解決を支援していきます。

検査設備自動化の推進

製造工程内での検査から最終検査まで、製品に関わる検査データについて、データ取得の自動化等を進め、書き換え等の不正行為を防止するとともに、正確かつ迅速に確認できる体系を構築していきます。 当社グループ全体を対象に、自動化設備を導入する工程の具体的な検討を進めています。

自動化対応機器の推移(計画)

入力・転記レス化と測定値の自動転送

自動化対応検査機器

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