沿革

三菱マテリアルは、今日の三菱グループのルーツである九十九商会の鉱業への進出を出発点としています。
以来、140年以上にわたり、日本の近代化とともに発展の足跡を残してきました。
私たちは、これからも21世紀のより豊かな地球社会の実現に貢献してまいりたいと考えています。

近代日本の産声とともに

創業者「岩崎彌太郎」の肖像創業者「岩崎彌太郎」

今日の三菱グループの歴史は、明治維新に始まる近代日本と歩みを同じくしています。この近代日本誕生の時代に登場したのが、三菱の基礎を築いた創業者・岩崎彌太郎です。
1870年、九十九商会として海運事業を開業した岩崎は、炭坑・鉱山経営にも積極的に進出し、それは三菱が推進する事業の中核のひとつとして発展を遂げました。

1871年
(明治4年)
九十九商会(三菱商会の前身)が紀州新宮藩の炭鉱を租借し、鉱業部門に進出。
1873年
(明治6年)
三菱商会(三菱合資会社の前身)が吉岡鉱山を買収、金属鉱山事業に進出。
1893年
(明治26年)
三菱合資会社を設立。
1896年
(明治29年)
宮内省より大阪製煉所の払い下げを受け、金属製錬事業に進出。
1917年
(大正6年)
鉱業研究所(現中央研究所)設置。 直島製錬所設置。

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多角化する事業、そして戦後の再出発へ

新潟金属工業所(現(株)ダイヤメット)新潟金属工業所
(現(株)ダイヤメット)

大正時代に入って、三菱合資会社は次々に事業を分社化しました。三菱鉱業は、鉱業関係の資産を継承して設立されました。その後の三菱鉱業の積極的な事業展開は、現在の三菱マテリアルの技術力を支える源泉ともなっています。戦後、集中排除法により、石炭部門と金属部門が分離しました。

1918年
(大正7年)
三菱鉱業(株)設立。三菱合資会社より炭鉱部、鉱山部、研究所を継承。
1920年
(大正9年)
苅田工場(現九州工場 当時豊国セメント(株))設置。セメント生産を開始。
1921年
(大正10年)
東京株式取引所に株式上場。
1942年
(昭和17年)
東京金属工業所(現筑波製作所に事業継承)を設置し、切削工具事業に本格進出。
1944年
(昭和19年)
新潟金属工業所(現(株)ダイヤメット)で、粉末冶金製品の量産開始
1945年
(昭和20年)
非鉄金属工業所(後の桶川製作所、日立金属MMCスーパーアロイ(株)*)で特殊銅合金の生産を開始。 *2017年に持分譲渡
1950年
(昭和25年)
集中排除法により、石炭(三菱鉱業)、金属(太平鉱業)両部門が分離。

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戦後の復興へ、社会とともに

昭和31年当時の三菱セメント(株)黒崎工場(現九州工場黒崎プラント)三菱セメント(株)黒崎工場
(現九州工場黒崎プラント)昭和31年

1950年代後半から1960年代、日本は高度成長時代に入ります。石炭から石油、原子力へとエネルギー革新の進展に対応して、鉱業、金属の両部門はそれぞれ独立した経営のもと、事業構造を変革、国民生活の向上に貢献していきました。

1950年
(昭和25年)
太平鉱業(株)が東京証券取引所に上場。
1952年
(昭和27年)
太平鉱業(株)を三菱金属鉱業(株)に社名変更。
1954年
(昭和29年)
三菱セメント(株)設立。セメント事業に進出
1959年
(昭和34年)
日本電子金属(株)を設立。半導体用高純度シリコン事業に進出。
1962年
(昭和37年)
三菱レイノルズアルミニウム(株)(現三菱アルミニウム)設立。
1971年
(昭和46年)
原子燃料製造を目的とする三菱原子燃料(株)を設立。
1972年
(昭和47年)
富士小山工場設置。飲料用アルミ缶事業に進出。
1973年
(昭和48年)
三菱鉱業(株)、三菱セメント(株)、豊国セメント(株)の3社が合併し、三菱鉱業セメント(株)が発足。三菱金属鉱業(株)を三菱金属(株)に社名変更。
1976年
(昭和51年)
セラミックス電子部品の製造販売を開始。
1988年
(昭和63年)
米国三菱セメント社設立。海外セメント事業に進出。

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三菱マテリアルの誕生、そして未来に向かって

1990年4月の合併発表記者会見の様子 左:三菱金属永野健社長(当時)右:三菱鉱業セメント藤村正哉社長(当時)合併発表の記者会見 1990年4月
左:三菱金属永野健社長(当時)
右:三菱鉱業セメント藤村正哉社長(当時)

1990年代に入って、冷戦の終結、情報化社会の高度化、世界経済の激動、国際化の更なる進展など、世界の政治・経済、社会は大きく変化していきました。そうした中、三菱金属と三菱鉱業セメントが合併し、「三菱マテリアル株式会社」が誕生しました。これは、戦前の三菱鉱業が復活したのではなく、戦後両社が大きく変革を遂げたのちに、対等な関係において、新しい姿となって誕生したものです。
日本の近代化とともに発展の足跡を残した当社は、21世紀のより豊かな地球社会の実現に貢献してまいりたいと考えています。

1990年
(平成2年)
三菱金属と三菱鉱業セメントが合併し、「三菱マテリアル(株)」として発足(12月1日)。
1991年
(平成3年)
東北開発(株)と合併。
1996年
(平成8年)
インドネシア・カパー・スメルティング社設立。インドネシアにおける銅製錬事業に進出。
1998年
(平成10年)
宇部興産(株)と宇部三菱セメント(株)設立。
1999年
(平成11年)
家電製品リサイクル事業に進出
2000年
(平成12年)
神鋼コベルコツール(株)(現明石製作所)買収。工具事業を強化。
2001年
(平成13年)
岡山工場(現ユニバーサル製缶(株)岡山工場)でアルミボトル缶の製造を開始。
2002年
(平成14年)
住友金属工業(株)(現 新日鐵住金(株))とシリコンウェーハ事業統合会社、三菱住友シリコン(株)(現(株)SUMCO)設立。
2004年
(平成16年)
(株)神戸製鋼所との銅管事業統合会社、(株)コベルコマテリアル銅管設立。
2005年
(平成17年)
北海製罐(株)と飲料用アルミ缶事業統合会社、ユニバーサル製缶(株)設立。
2007年
(平成19年)
三菱マテリアルポリシリコン株式会社(現四日市工場)を吸収合併し四日市工場が発足。
三菱マテリアル神戸ツールズ株式会社を吸収合併し明石製作所が発足。
2008年
(平成20年)
三菱伸銅(株)を連結子会社化。
2010年
(平成22年)
三菱電線工業(株)を連結子会社化。
2012年
(平成24年)
ロバートソン・レディ・ミックス社を完全子会社化。
2015年
(平成27年)
日立ツール(株)を連結子会社化し、三菱日立ツール(株)に商号変更。

ご参考

三菱グループ全体の沿革については、三菱グループのポータルサイトをご参照ください。

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