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三菱マテリアル株式会社 執行役社長 田中 徹也の写真

三菱マテリアルグループは、1871年に三菱グループのルーツである九十九商会が炭鉱事業に進出したことに始まり、その後の時代の変化、社会構造の変化に適応しながら、変革を進めてまいりました。

現代においては大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムが定着した結果、資源の枯渇や地球温暖化など、さまざまな問題が地球規模で発生しています。

これらの問題を解決するため、当社は私たちの目指す姿を、

「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」としています。

自分たちの持つ強みを活かして金属資源の循環を構築し、その対象範囲や展開地域を拡大することによってバリューチェーン全体での成長を目指しています。使用済み銅製品のリサイクル、家電のリサイクル、E-Scrapからの銅や貴金属のリサイクル、LIBのリサイクル、超硬合金工具からのタングステンのリサイクルなど、使用済みまたは廃棄された製品を回収し、分解・分離した後、製錬等のプロセスに投入して有用な金属元素を取り出し、それらを高機能な素材・製品に加工・製造し、市場に供給しています。

このように、資源を循環する「静脈」から高機能素材・製品の供給を行う「動脈」へ、そして市場を介してまた「静脈」へという、資源循環のデザイン・構築を実践していくとともに、再生可能エネルギー事業では創生した再生可能エネルギー電力をこれらの事業全体に対して供給し、カーボンニュートラル実現に向けたGHG削減も進めています。

私たちの挑戦が持続可能な社会の構築に貢献できるよう取り組んでまいります。
皆さまのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2025年4月

三菱マテリアル株式会社
執行役社長
田中 徹也