テレビは、重量の58%をブラウン管がしめており、このブラウン管の処理がリサイクルのポイントになります。
テレビから取出されたブラウン管は、2つに分割されます。画面の写る前面は「パネルガラス」、ロート状の後面は「ファンネルガラス」と呼ばれ、構成物質の違いから別々にカレット化されてブラウン管として再生されています。
全世界的な薄型テレビへの移行の影響を受け、ブラウン管の生産量が激減しており、新たな再資源化方法を早急に検討する必要が生じています。
シャドウマスクには、資源として貴重なニッケルが多く使用されているものがあります。リサイクル工場では、ニッケル含有のものとそうでないものを分別しています。最終的にはステンレス原料として再生されています。