再生可能エネルギー事業

再生可能エネルギー事業イメージ

再生可能エネルギーで脱炭素社会の構築に貢献

地球の限られた資源を大切に使うこと、そしてよりクリーンなエネルギーによりサステナブルな社会を構築することは人類共通の課題のひとつです。 三菱マテリアルの全事業においてもこれを使命として捉え、日々、さまざまな取り組みを推進しています。なかでも再生可能エネルギー事業は脱炭素化のカギを握る重要な役割を担い、さらなる発展を目指しています。

事業の概要

大沼地熱発電所大沼地熱発電所

再生可能エネルギー事業では、地熱発電をはじめ、太陽光発電、水力発電など、持続可能な社会を実現するために未来を見据えたさまざまな業務を担っています。

トピックス

安比地熱発電所の営業運転開始~山葵沢地熱発電所に続く3社地熱発電共同事業~

当社は、岩手県八幡平市安比地域における地熱発電プロジェクトについて、2014年10月より環境調査に着手し、2015年10月に三菱ガス化学(株)と安比地熱(株)を共同設立しました。
安比地熱(株)は、2015年10月に環境影響評価の手続きを開始し、2018年1月に環境影響評価書の確定通知を受領、同3月に評価書の縦覧を終了しました。2018年6月より電源開発(株)が加わり、3社で事業化を推進するべく体制変更を行うとともに、2019年8月から建設工事を開始し、2024年3月に出力14,900kWの地熱発電所の営業運転を開始しました。

秋田県で69年ぶりとなる新水力発電所が稼働

当社は2022年12月23日より小又川新発電所の営業運転を開始しました。
小又川新発電所は森吉ダムを中心とした小又川水系の小又川第一、第二および第四発電所の効率的運用による電源増加を目的に建設計画された発電所です。

森吉ダム直下の小又川第四発電所の放流口から直接取水し、導水路トンネルにより約8.5km下流に水を導き発電をします。発電された電力は、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を活用して全量社会に供給します。河川環境を保全しながら、小又川水系の水力を利用した再生可能エネルギーを長期安定的に供給することで、効率的な水資源の活用が実現可能です。

※小又川新発電所の竣工に伴い、小又川第一、第二発電所は2022年10月に廃止となりました。

沿革

碇水力発電所碇水力発電所

当社の事業は三菱商会の前身、九十九商会が明治維新直後から炭鉱と金属鉱山の経営に進出したことに始まります。炭砿や金属鉱山における事業に携わるなかで必要とされる電力として、水力、地熱発電などの自然エネルギーについても国内への導入草創期より他社に先駆けて開発・運用で培ってきたことが、今日の再生可能エネルギー事業の基盤となっています。当社はこのノウハウを最大限に活かし、発展させることで脱炭素社会の構築に貢献していきます。

1898年 永田発電所運転開始
1907年 碇発電所運転開始
1974年 大沼地熱発電所運転開始
1992年 秋田発電(株)設立
1994年 八幡平地熱(株)設立
(当社、三菱ガス化学(株)による共同出資)
1995年 澄川地熱発電所運転開始
2010年 湯沢地熱(株)設立
(電源開発(株)、当社、三菱ガス化学(株)による共同出資)
2013年 エルエムサンパワー(株)設立
(当社、三菱HCキャピタル(株)による共同出資)
2015年 安比地熱(株)設立
(当社、三菱ガス化学(株)、電源開発(株)による共同出資)
2018年 ニューエナジーふじみ野(株)設立
(当社、(株)市川環境エンジニアリング、コープデリ生活協同組合連合会、生活協同組合コープみらいによる共同出資)
2019年 湯沢地熱(株)山葵沢発電所運転開始
2021年 八幡平グリーンエナジー(株)設立
(秋田発電(株)と八幡平地熱(株)合併)
2022年 小又川新発電所運転開始
2024年 安比地熱発電所運転開始

製品