用途
めっき工法によるバンプ形成時の金属成分の補給に用いることができます。
特長
- 0.002cph/cm2クラスの低α線放出量
- 均一で微細な結晶粒径で優れた溶解性を実現し安定しためっき付けが可能
- 99.99%以上の高純度
- 様々な形状を高い加工精度でご提供可能(ディスク、リング、ペレット等)
- 紛争鉱物不使用
- 当社めっき液との組み合わせで、より優れた性能を発揮
製品ラインアップ
Pb-Sn合金 | Sn | Cu | |
---|---|---|---|
組成 | Pb-63%Sn Pb-5%Sn |
100%Sn | P含有Cu |
形状 | ディスク リング |
ディスク リング ペレット |
ディスク |
純度 | 99.99%以上 | ||
α線放出量 | <0.01cph/cm2 <0.002cph/cm2 |
<0.002cph/cm2 | |
対象ウエハサイズ | 8インチ 12インチ |
MULαS
MULαSは、三菱マテリアルが30年にわたり開発を続ける低α線材料シリーズです
MULαSシリーズ(低α線はんだ)
半導体パッケージは、近年、マイクロプロセッサ(MPU)、グラフィックプロセッサ(GPU)、高速メモリ(SRAM)等の多ピン、高速のハイエンド用途では、はんだバンプ電極を用いるフリップチップタイプのパッケージが主流になっています。(図参照)
「ソフトエラー」とは、半導体材料、環境から放出される微量のα線、宇宙線等の放射線により、メモリ中のデータが書きかえられるエラーのことです。フリップチップパッケージはソフトエラーに対し特にセンシティブであり、実装材料の低α線化はますます重要となっています。
三菱マテリアルは、これまでソフトエラー対策、低α線というコンセプトのもと、三十年にわたって製品開発を行っており、お客様に低α線材料「MULαSシリーズ」をご提供いたします。
商品コンセプト
「MULαSシリーズ」について、三菱マテリアルは長年培ってきたα線に関する評価・管理・製造技術を用いて以下の内容をますます充実させていきます。
- 高度な低α線保証を行った製品をお客様に提供します。
- 超低α線の評価・製造技術に挑戦します。
- 最先端のバンプ形成プロセス(めっき法、印刷法等)を提供します。
- お客様での低α線プロセスをサポートします。
お役立ち情報