2)抵抗-温度特性

サーミスタの抵抗一温度特性は近似的に式1で表される。

 

 

R :温度T(K)における抵抗値
R0 :温度T0(K)における抵抗値
B :B定数
※T(K)=t(℃)+273.15

 

但し実際のサーミスタの特性はB定数が一定ではなく、その変化は材料組成によって異なりますが最大5K/℃程度になる場合かあります。
従って広い温度範囲に式1を適用すると、実測値と差が生じます。


ここで式1中のB定数を式2に示すように温度の関数とすることによって、実測値との差をより小さく近似することかできます。

 

 

C, D, Eは定数
また製造条件等によるB定数のばらつきは定数Eの変化となりC, Dに変化は有りません。このことはB定数のばらつき分を算入する場合は、定数Eに加えれば良い事になります

 

●定数C, D,Eの算出
定数C, D,Eは4点の(温度、抵抗値)データ(T0, R0)(T1, R1)(T2, R2)(T3, R3)から以下式3~6によって求められます。
T0とT1, T2, T3の抵抗値から式3にてB1, B2, B3を求め、以下の式に代入

 

 

●抵抗値の算出例
抵抗一温度特性表から25℃の抵抗値:5(kΩ)B定数偏差:50(K)であるサーミスタの10℃~30℃間の抵抗値を求める。

 

●手順
1)抵抗一温度特性表から、定数C, D, Eを求める。

 

 

2)BT=CT2+DT+E+50に代入しBTを求める。

 

3)R=5exp{BT(I/T-I/298.15)}に数値を代入しRを求める。
 ※T:10+273.15~30+273.15

 

●抵抗一温度持性を図示すると図1の通りとなります。

 


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