三菱マテリアルの主要な海外グループ会社における会計システムを統一するというビッグプロジェクト。現在およそ40社に向けての導入が完了している本プロジェクトは、なおも進行中である。指揮を執っているのは、経理・財務部のS.Rとシステム企画部のL.Jだ。
かねてから三菱マテリアルとして念願であった海外グループ会社における会計システム統一プロジェクトが発足した。国ごとに会計基準や税制が異なるという背景がある中でこのプロジェクトが始動したのは、業務フローの統一やIT資産の一元管理、内部統制強化等を図る目的があったからである。当時のS.Rにとって、今回のビッグプロジェクトへの登用は思いがけないサプライズであった。「10年以上前に三菱マテリアルが国内の会計システムを統一した際、私はグループ会社の経理にいて、まさにシステムを導入される側の立場だったので、導入にあたって生じる課題や苦労はよく分かります。今にして思えば、その経験が買われたのかもしれません。英語は得意でしたし、原価計算、申告納税、資金繰りなど、個社の経理業務を一通り把握していたこともあり、プロジェクトに必要な条件が重なったのかなと思います」。
PROJECT STORY02
海外グループ会社の
会計システム統一。
日本と海外の壁を乗り越え、
グループ全体の連携強化を図る。