INTERVIEW 19

経理・財務

さまざまなフィールドを経験しながら、
“攻める経理”を極めたい。

M.A
経理部 経理室
2009年入社

(所属部署・役職、インタビュー内容は当時のものです)

EPISODE 01 プライドが
持てる仕事を。

就職活動をしていた当時、私は経理職を志望していました。なぜなら専門的な仕事がしたかったし、また会社に所属するなら経営に関わる数字がわかる人間になりたかったからです。学生時代に簿記や会計学を学んでいたわけではありませんが、そんな動機から、経理の仕事に挑戦したいという想いがありました。結果、思いが叶って配属先は念願の経理でした。
業界研究を進めていくうちに、「ものづくり」に興味を持ちました。Made in Japanに憧れを抱き、自分も日本のものづくりに携わりたいと思ったからです。そんな中、新聞で目にしたのが素材メーカーの記事。当時は「資源バブル」と言われるほど中国をはじめ世界で消費される金属鉱物資源量は大幅に増大しており、資源が少ない日本においては資源の確保と安定供給が国の発展には欠かせない重要な課題になっていました。「資源の確保が出来なければ、日本のものづくりは成り立たない」。日本における素材メーカーの果たす役割の大きさを知り、自分もそのようなスケールの大きい仕事がしたいと考えるようになりました。

EPISODE 02 経理として
乗り越えなくては
いけない壁。

はじめに配属された金属製錬をする直島製錬所では、主に固定資産管理を担当しました。会社の資産を把握し、適切な経理処理をするために重要な仕事ですが、直島製錬所の敷地面積は181万平方メートル。東京ドーム約39個分の広さがありますから、設備の種類や用途を確認し、それぞれの耐用年数を把握するのに大変苦労したことを記憶しています。
数年後には、インサートと呼ばれる切削工具の製造拠点である筑波製作所に異動し、原価計算を担当。最初の1年は原料工程部分を、次の1年は製造工程部分を任されました。各工程での原価を適切に把握し、材料や労働力を今以上に効率的に活用できないか等を検討。毎月の業績を取り纏めて所長に報告する際には、製作所の運営改善に繋がる分析や施策の提案に力を注ぎました。若手でありながらも、製作所のトップと同じ目線に立って考える仕事ができるのは経理・財務ならではの醍醐味だと思います。筑波製作所での4年間は、経理職として着実にステップアップできた期間でした。
そして、本社の経理部に異動。ここではグループ会社及び本社の連結決算を担当しています。海外事業所を含む160以上のグループ会社の取りまとめが必要になるため、今まで以上に関係者とチーム間で密な連携が求められる立場になりました。
そんな今までのキャリアの中でも、現部署ではじめて四半期報告書の作成を行った時が印象深いですね。四半期報告書は、会計に関する書類の中でも言わばアンカーにあたる部分。それまでは社内用の書類しか作成した経験がなかったため、自分が作成した書類が世の中に開示されるという緊張感は想像を絶するものでした。絶対に間違えられない。そのプレッシャーは、限られた時間の中、繰り返しの確認作業を強いることになります。けれど、経理という仕事をする上では乗り越えなくてはいけない壁。会計士や監査役のチェックを終え、開示にまで漕ぎ着けられた時は最高の達成感を味わえました。また、自分なりにやり遂げたという想いと共に、チームみんなでやり遂げた喜びも実感できました。

EPISODE 03 数字の
先にあるものを
見つける。

現在は会社全体を見る連結決算を担当していますが、今後はこれまでに経験していない分野の経理業務にも挑戦したいと考えています。私は金属事業と加工事業での工場経理を経験しましたが、同じ会社であっても製造するモノや設備の特徴によって効率的な固定資産の管理手法や原価の考え方は様々。経験していない事業所で、あるいはグループ会社等で、経営の近いところで全体を俯瞰して、数字から経営について指針を提言していくような仕事を経験していきたいです。

MESSAGE

経理の仕事は、必ずしも大学で専門分野を学んでいる必要はありません。その代わり、言われたことだけをこなすのではなく、自分で考えて動ける人でなければ難しいと思います。経理は、数字を見るだけが仕事ではありません。その数字の意味を理解しなくては、ただ作業するだけの人になってしまいますから。
経理という立場から、会社のあるべき方向を考えたい。そんな意思のある人と一緒に働けることを楽しみにしています。

SCHEDULE

9:00 メールチェック
10:00 社内広報原稿作成(決算解説)
12:00 ランチ
13:00 グループ会社からの月次報告
14:00 CFOへ月次報告
16:30 チーム内打ち合わせ
18:00 退社