プレスリリース

2017年6月 7日

中央研究所 設立100周年のお知らせ

三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、資本金:1,194億円)の中央研究所は、2017年6月9日に設立100周年を迎えることをお知らせいたします。

当社中央研究所の前身である鉱業研究所は三菱合資会社により、当時国内では珍しい民間研究機関として、1917年に東京府(現東京都)品川に設立され、その後約1世紀にわたり我が国有数の研究機関として認知されてまいりました。当社グループの技術開発の中枢機関として、設立当初は分析や選鉱を研究分野としておりましたが、その後は材料・プロセスを基軸とした研究開発に取り組んできました。その研究分野は資源、エネルギーから、原材料、基礎素材、新素材、さらにはそれらの新規生産プロセスやリサイクルに至るまで多岐にわたり、一部は外部研究機関や他企業とも共同・連携した研究活動を通じて、数々の成果を上げております。

現在の中央研究所は、茨城県那珂市を本拠地とし、小名浜地区、北本地区、大宮地区に支所を有しています。

本年11月には「三菱マテリアル中央研究所100年の歩み」の刊行を予定しています。

当社グループは、「ユニークな技術により、人と社会と地球のために新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するリーディングカンパニー」になることをビジョンとして目指しております。当社中央研究所は、このビジョン実現のため、今後も、お客様のニーズに応える「新たなマテリアルの創造」に向けた研究開発を進めてまいります。これらの研究開発による最新成果を反映した各種製品やサービスの提供を通じて、「人と社会と地球のために」貢献するという企業理念を実現してまいります。

【沿革】

1917年
品川に鉱業研究所として設置
1939年
埼玉県旧大宮市に移転
1964年
研究内容拡大に伴い、中央研究所に改称
1967年
昭和天皇・皇后両陛下行幸啓
1995年
組織改編に伴い、総合研究所に改称
2001年
総合研究所に、大宮研究センターと那珂研究センターを設置
2007年
組織改編に伴い、中央研究所と改称

【中央研究所の構成組織】

  1. 薄膜材料研究部
    焼結材料、コーティングの組織、界面等の制御による高機能硬質材料の研究開発

    本部署の研究によるリリース・お知らせの例

    2014年9月16日 高硬度鋼旋削加工用コーテッドCBN材種「BC8110」を発売

    http://carbide.mmc.co.jp/newproduct/201409-bc8110

  2. 金属材料研究部
    銅、アルミニウムの合金や溶解/鋳造/塑性加工プロセスの開発及び焼結材料や多孔質材料の研究開発

    本部署の研究によるリリース・お知らせの例

    2016年12月21日 大電流用車載端子・バスバー向けCu-Mg系固溶強化型銅合金「MSP®8」を世界で初めて開発

    http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2016/16-1221.html

  3. 電子材料研究部
    湿式、乾式の材料/プロセス技術による、電子、エネルギー向け高機能素材の研究開発

    本部署の研究によるリリース・お知らせの例

    2017年1月11日 次世代型パワーモジュール向け焼結型接合材料を開発

    http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2017/17-0111.html

  4. パワーエレクトロニクス材料研究部
    異種材料接合技術や材料評価技術を用いた、パワーエレクトロニクス製品群の研究開発

    本部署の研究によるリリース・お知らせの例

    2016年9月26日 銅(Cu)と窒化アルミニウム(AlN)セラミックスの新接合技術を開発
    〜 銀(Ag)系接合材不使用による絶縁基板の信頼性向上 〜

    http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2016/16-0926.html

  5. 材料応用研究部
    社内外の技術活用によるデバイス開発、試作、性能評価、マーケティングを通じた材料開発高度化と早期実用化

    本部署の研究によるリリース・お知らせの例

    2017年3月22日 直径20mmの円筒型ガスアレスタで最大100,000アンペアの高サージ耐量を達成

    http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2017/17-0322.html

  6. 都市資源リサイクル研究部
    レアメタル等の新規都市鉱山開拓、資源化および製錬・セメントのリサイクル強化を目指した湿式、乾式化学反応プロセスの研究開発

    本部署の研究によるリリース・お知らせの例

    2016年3月18日 高効率なレアアース磁石回収精製技術を開発

    http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2016/16-0318.html

  7. CAE応用研究部
    各種シミュレーション技術による既存プロセスの改良および新材料、新製品、新プロセスの研究開発

    本部署の研究によるリリース・お知らせの例

    2017年5月24日 省エネ効果を高める高精度温度計測システムを開発
    〜 セメント製造用実物キルンで検証、誤差±25℃範囲内の大幅な精度向上に成功 〜

    http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2017/17-0524.html

  8. 材料解析研究部
    微小領域を主とする機器分析を用いた機能発現メカニズムの解明、最新分析技術の実用化

    本部署の研究によるリリース・お知らせの例

    2016年3月31日 東京大学との共同研究により金属とセラミックスの接合メカニズムを解明

    http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/info/2016/2016-0331.html

  9. 分析評価研究部
    湿式化学分析、機器分析による分析評価、超微量分析をはじめとする各種分析技術の研究開発

    本部署の研究によるリリース・お知らせの例

    2016年3月30日 RoHS指令対象物質の化学試験に関する国際規格ISO/IEC17025を取得

    http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2016/16-0330.html

  10. プロジェクト推進部
    中央研究所と当社グループの技術融合による新製品群の事業化

    本部署の研究によるリリース・お知らせの例

    2014年3月10日 屈曲性を備えた世界最薄フレキシブルサーミスタセンサの開発について

    http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2014/14-0310a.html

<中央研究所(那珂) 外観>

以上

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