2016年3月30日
三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、資本金1,194億円)の中央研究所分析評価研究部は、非鉄金属中のRoHS指令※1対象物質、すなわちカドミウム、鉛、水銀、全クロム、六価クロム、全臭素の6物質の化学試験(定量分析)について、公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)から国際規格「ISO/IEC17025」※2の認定を取得しましたので、お知らせいたします。日本国内の非鉄金属素材メーカーのなかで本認定を取得している例はごく僅かではありますが、欧州では有害物質の拡散に関する規制が強化されており、今後その重要性はますます高まっていくものとみております。
当社中央研究所分析評価研究部は、当社事業活動に不可欠な湿式化学分析技術を着実に維持・発展させてまいりましたが、本認定の取得により、試験所としての品質マネジメントシステムの妥当性と、認定範囲の分析結果の中立性および正確性が国際的に保証されることとなりました。欧州の有害物質規制であるRoHS指令にかかる当社製品の適合性評価が、当社グループ内で、より確実に、よりスピーディーに実施することが可能となり、グローバルな製品展開の強化につながります。
今回取得した認定範囲は金属中のRoHS指令対象物質ですが、今後化学物質に係る国際動向など社会のニーズに応じて対象品目、対象項目を拡大していくことで当社のグローバル競争力の更なる強化を図ってまいります。なお、本認定にかかる分析試験については、当社グループ内での運用としており、外部からの分析依頼をお受けするものではありません。
当社は、長期経営方針として「ユニークな技術により、地球に新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するNo.1 企業集団」を目指すことを掲げております。分析分野においても品質マネジメントシステムの継続的改善と技術の維持・発展に努め、研究開発の質的向上を導くことにより、「安心」「安全」な製品の提供を通じて社会の持続的な発展に寄与してまいります。
http://www.jab.or.jp/system/service/testinglaboratories/accreditation/detail/538/
(当社の認定取得内容が確認できます)
以上