高機能製品カンパニーの電子デバイス部門では主力製品として、家電や通信機器などのエレクトロニクス製品に使われる温度センサーやサージアブソーバなどの電子部品を幅広く提供する。特に近年、車載用デバイスの領域においては、この製品ラインナップを強化している。その中心となるのが、自動車やオートバイの電子制御や低燃費を実現する各種温度センサー群だ。
世界トップクラスの国産車両メーカーA社では三菱マテリアル製の油温センサーと水温センサーをいち早く採用した。両センサーは、エンジンオイルや冷却水の温度を正確に測定するもので、A社が東南アジア市場で展開する国際戦略車のFIシステム(電子制御燃料噴射装置)にも搭載されている。同システムは、排出ガスのクリーン化と燃費向上の一翼を担い、両センサーはシステムに不可欠な部品の一つとなっている。
PROJECT STORY04
部材を金属から樹脂へ。
製造ライン立ち上げの
前に立ちはだかった壁。