INTERVIEW 07

技術

「次工程はお客様」の気配りが、
丁寧な仕事を生み
製品のクオリティを高める。

K.S
高機能製品カンパニー
三田工場 製造部 第2ユニット 技術管理グループ
2017年入社

(所属部署・役職、インタビュー内容は当時のものです)

EPISODE 01 この会社なら、
自分の
やりたいことが
全部できる。

学生時代は、人工光合成の研究をしていました。無機化合物を使って二酸化炭素を分解しエネルギーとして取り出せないか、自然界から得られる学びをこれからの持続可能な社会に活かす研究でした。
就職活動期間中は、中間製品や材料等で社会に役立ちたいと考え、精密機器や自動車の素材業界に興味を持ち、当社のような素材メーカーにいくつかエントリーしていました。また、当時の研究対象がナノスケールの小さな金属であったこともあり、実物を手に取って目で見て実感できるものづくりがしたい気持ちも強かったです。この希望を全て満たすチャンスを感じたのが三菱マテリアルでした。生活に身近な製品で使われる素材を幅広く扱っており、私のやりたいことが全部できるのではないかと思いました。

社員座談会のようなイベントで実際に社員と接する中で、どの社員も真摯に、丁寧に学生からの質問に何でも答えてくれたことが強く印象に残っています。実際に仕事をする上で上司部下であっても同じチームの仲間同士、互いに意見を出し合おうという雰囲気であることを伺い、風通しのよい会社だなと思いました。
最終的な入社の決め手の一つに、福利厚生が充実していたことも含まれます。有給休暇の取得率が高かったことに加え、社員座談会で実際にこれから産休に入る社員に妊娠・出産・職場復帰までのサポートの手厚さについて伺い、自身が仕事を続けながら様々なライフイベントを迎えるイメージができました。実際に自分自身が携わる仕事内容だけではなく、職場環境や人、会社としてのサポート等を就職活動中にしっかりと理解でき、安心して決意することができました。

EPISODE 02 営業・製造・開発、
異なる立場の仲間と
連携し、
お客様のニーズに
応えていく

業務内容は幅広く、製品の受注~出荷までの全工程に関わりながら、自分自身で試作を繰り返し新製品開発を行うこともあれば、納期管理、製品の性能に関するお客様向け説明資料の作成などのお客様対応も担当します。
お客様に喜んでいただける製品を提供するという目標を実現するには、営業・製造・開発が横の繋がりを発揮して、リアルタイムで情報を共有する必要があります。お客様のご要望に対する現在の実力はどの程度か、課題は何か、スケジュールは正確に把握されてるか等、営業・製造・開発の間でいつでもすり合わせできる関係性が必須となります。プロジェクトを進めていく中で、同じ会社の中でも別々の立場で働くメンバー同士、譲れないポイントもそれぞれ異なることを踏まえ、自身の主張の前にまずは相手の意見を聞くことを意識しています。
当社の工場には「次工程はお客様」という日々の業務を進めていく上で大切な言葉があります。製品は、多くの工程を経て製造されます。自身が担当した部材を次の工程に渡す際、もし汚い状態で渡したら相手はまずそれを掃除するところから始めなければいけません。余計な手間と時間がかかり、業務がひっ迫してしまうかもしれません。次工程の作業者のことを考えずに同じようなことを繰り返せば、最終的には製品の品質問題に繋がる可能性もあります。このような事態を防ぐ意味でも、次工程の相手を気遣う気持ちがお客様を大切にすることに繋がる、私たちにとって原点となる言葉です。 

EPISODE 03 お客様と直接
やりとりができる
製品開発のやりがい

お客様とダイレクトにやりとりしながら製品開発を行うことができる今の立場。完成した製品に対するフィードバックや感想も直接いただけるので凄くやりがいを感じます。一方で、お客様からの信頼=製品に対しての責任を全て担うため、緊張感も伴う仕事です。製造に関わった全ての人の手仕事を仕上げるような気持ちで、簡易な書類作成一つにおいても気を引き締めて対応しています。
製品開発の仕事では、お客様の中で製品の完成イメージが確定する前にご相談をいただくケースもあります。お客様の想いはもちろん絶対に外せないこと等をしっかりとヒアリングし、お客様と一緒に完成イメージを具体化していく。簡単な仕事ではありませんが、試行錯誤しながら最適解を導き出す仕事はとてもわくわくします。
お客様の要望を形にする仕事を担当する以上、これからも現場で経験を積んでいくのはもちろんですが、更に加速していく技術革新のスピードについていけるように常にアンテナを高く張り、自身の成長のために貪欲に行動していきたいです。 

MESSAGE

就職活動中は迷うことも多いですが、自分自身の興味・関心のある分野で「この人たちと一緒に働きたい」と思える社員がいる会社を選んでください。また、能力やスキルは社会人になってからも身に付けられるので、くれぐれも今現在の能力を基準に会社を選ばないこと。周囲に負けないように背伸びするくらいの組織の方が成長できると思います。
入社後改めて感じるのは社員の人柄の良さです。基本的に穏やかでON/OFFの切り替えが上手な人が多く、上司部下の関係性でも仕事においてはフラットに、若手の意見や提案も対等に扱ってくれる会社だと感じています。私自身も後輩の皆さんから刺激を受けながら切磋琢磨して成長していきたいです。

SCHEDULE

7:30 出社後メールチェック、スケジュール確認
8:30 朝会(グループ内での朝礼)
9:00 書類チェック
9:45 開発業務(製作試験)
11:00 社内ミーティング
12:00 昼食、休憩(工場敷地内で同僚とテニスをすることが多いです)
13:00 お客様に提出する書類作成
14:00 お客様と定期ミーティング
15:00 当日出荷製品の進捗状況確認
15:30 お客様への提案に向けた制作試験
17:00 製造ラインの進捗確認
17:15 翌日の業務確認・タスク整理
18:00 退社