財務ハイライト

2025年3月期の連結業績

2025年3月期連結業績 前年同期比
売上高 1兆9,620億76百万円 27.4%増
営業利益 371億18百万円 59.5%増
経常利益 602億35百万円 11.3%増
当期純利益 340億76百万円 14.4%増

当連結会計年度は、連結売上高は1兆9,620億76百万円(前年度比27.4%増)、連結営業利益は371億18百万円(同59.5%増)となりました。連結経常利益は、鉱山からの受取配当金が減少したものの、持分法による投資利益が増加したことなどから、602億35百万円(同11.3%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、インドネシア・カパー・スメルティング社の持分法適用関連会社化に伴う持分変動利益を計上した一方、減損損失を計上したことなどから、340億76百万円(同14.4%増)となりました。

セグメント別業績

金属事業

2025年3月期連結業績 前年同期比
売上高 1兆4,336億円 38.1%増
営業利益 231億円 134.5%増
経常利益 411億円 32.6%増

為替が円安基調で推移した影響に加えて、銅や金の価格が大幅に上昇したことなどから、前年度と比べて、売上高及び営業利益は増加しました。経常利益は、鉱山からの受取配当金が減少したものの、営業利益が増加したことに加えて、持分法による投資損益が改善したことなどから、増加しました。‏

高機能製品

2025年3月期連結業績 前年同期比
売上高 5,103億円 4.4%増
営業利益 56億円 38.0%増
経常利益 31億円 73.6%増

銅加工事業において、銅価格及び為替の変動による影響がありました。また、電子材料事業において、半導体関連製品の一部の需要に回復の兆しがみられました。
以上により、前年度と比べて売上高及び営業利益は増加しました。経常利益は営業利益が増加したことなどから、増加しました。

加工事業

2025年3月期連結業績 前年同期比
売上高 1,488億円 6.3%増
営業利益 88億円 17.7%減
経常利益 85億円 30.4%減

主要製品である超硬製品において、為替が円安基調で推移した影響や値上げ効果等により、前年度と比べて売上高は増加したものの、自動車向けの需要が低調であったことや原材料コストの上昇等により、営業利益は減少しました。経常利益は、営業利益が減少したことに加えて、為替差損が発生したことなどから、減少しました。

再生可能エネルギー事業

2025年3月期連結業績 前年同期比
売上高 83億円 79.5%増
営業利益 23億円 182.6%増
経常利益 26億円 204.3%増

2024年4月より安比地熱(株)が連結子会社となったことから、前年度と比べて、売上高及び営業利益は増加しました。経常利益は、営業利益が増加したことに加えて、持分法による投資利益が増加したことから、増加しました。