4)人体の影響

 この実験では、アンテナが装着される無線端末が手に持って使用されたり、胸などの人体に装着されることを想定して、このときのアンテナ特性の劣化を評価した。実験に使用した基板サンプルはセクション1.の基本サンプル基板である。


・基板を手に持ったときのVSWR特性と放射パターン特性をそれぞれFig.4-1およびFig.4-2に示す。サンプル基板を持つときにはGND部分を持ち、アンテナチップには手がかからないようにした。Fig.4-1 のVSWR特性が示すように、その極小となる周波数の変化は殆どなく、430MHzにおいてVSWR値で1.41が得られている。また、Fig.4-2の放射パターン特性を見ても、アンテナ特性の劣化は殆どないということが言える。
・人体胸部にアンテナ基板を装着したときのVSWR特性および放射パターンを調べた。実際の無線端末では回路基板がケーシングされることを考慮して、サンプル基板の裏面に10mm厚の発泡スチロールの平板を貼り付けた。
Fig.4-3に示されたVSWR特性では極小値が約5MHzほど低周波側にシフトし、430MHzではVSWR値が1.77である。また、Fig.4-4の放射パターン特性からは、人体の影響によりアンテナが装着された330°方向に指向性を持つ特性となっていることがわかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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