プレスリリース

2024年4月 1日

三菱マテリアル株式会社
執行役社長 小野直樹

2024年度入社式社長挨拶(要旨)

本日、皆さんが当社に入社され、私たちの仲間に加わったことを歓迎し、心からお祝いを申し上げます。
当社グループは「私たちの目指す姿」として「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」と定めています。これは企業理念、ビジョン、ミッションの三つの要素を一文にしたものです。

企業理念である「人と社会と地球のために」には、私たちがつくり、届ける素材・製品が、提供するソリューションが、私たちのすべての活動が、そして私たち自身の存在が「人と社会と地球のため」になる、という思いが込められています。
ビジョンである「循環をデザインする」の「循環」には二つの意味があります。一つは金属資源のリサイクルをしていくという静脈機能としての「循環」。もう一つは、製品を製造し、その過程において、付加価値を加えて市場に供給していく動脈機能を担い、それらを市場で役割を終えた後にまた静脈機能に戻す、そうした大きな意味での「循環」ということです。また、「デザインする」という言葉は、循環の仕組みを構築することはもちろんのこと、その仕組みの中で当社自身もプレイヤーとしても事業に取り組み、社会に価値を提供していく、という意味も込めています。
最後のパートの当社のミッションである「持続可能な社会を実現する」については、「豊かな社会」「循環型社会」「脱炭素社会」この三つの社会の実現に貢献することを意味しています。

次に、日頃当社グループで大事にしている3つのことについてお話します。
一つ目は当社グループにおいて業務を遂行する上での判断の優先順位である「SCQDE」(*)です。
最初の「S」はSafety & Healthで「安全と健康をすべてに優先する」ことを意味しています。次の「C」はCompliance & Environmentで「ルールを守る」ということです。三番目の「Q」はQualityで、「品質を大切にする」ことを意味しています。品質は、製造する製品に限りません。全ての仕事、全ての業務、事務的な仕事にも品質があります。四番目の「D」はDeliveryで、「期日を守る、納期」という意味です。仕事をする上では「いつまでに」ということは重要な要素です。最後の「E」はEarningsの「E」です。利益という意味もありますが、お客様からの信頼を得るということでもあります。日頃の活動で何を優先するべきか悩む場面があれば、「SCQDE」の優先順位に沿って取り組んでください。
二つ目は「バッドニュースファースト」です。ネガティブな情報ほど早く伝えて欲しいという意味です。都合が悪いことが起きるとついつい言い出せなくなり、事態が悪化してしまうことがあります。この言葉を心に刻み、業務に取り組んで欲しいと思います。
三つ目は「自由闊達なコミュニケーション」です。「バッドニュースファースト」にもつながる部分がありますが、皆さんが感じた疑問などを躊躇うことなく質問したり、思ったことを安心して話をしたりできる雰囲気を作っていきたいということです。

本日より、当社グループの「私たちの目指す姿」の実現に向け、皆さんの力が加わることを嬉しく思っています。また、皆さんの力を大きく引き上げられるような努力をし、一緒に力を結集していきたいと思っています。

(*)「安全・健康(S)、コンプライアンス・環境保全(C)、品質(Q)、納期(D)、利益(E)を表す。

以上

(ご参考)

入社式日時・会場
4月1日 9時30分~、当社さいたまオフィス
新入社員数
121名

このページの先頭へ戻る

このページの先頭へ戻る

当サイトでは利便性向上およびマーケティング活動のために閲覧履歴(クッキー)を収集しています。サイトご利用にあたっては右のボタンよりご同意お願いいたします。
なお、この設定の変更は「ご利用にあたって」の「閲覧履歴の収集」から行えます。