プレスリリース

2020年9月 7日

三菱マテリアル株式会社

次世代鉛フリー快削黄銅"グローブラス"を開発
~優れたコストパフォーマンスに加え、国際目標SDGsに寄与する環境調和型新素材~

三菱マテリアル株式会社 高機能製品カンパニーは、RoHS指令など鉛に関する各種規制に準拠する鉛フリー快削黄銅「エコブラス®※1(以下、従来品)」シリーズに続き、従来品よりも経済性、導電性、熱間加工性※2を向上させた次世代鉛フリー快削黄銅「グローブラス※3(英語表記名:GloBrass)」 を開発しましたので、お知らせいたします。

グローブラスは、従来品の快削性・高強度は維持しつつ、銅と亜鉛の配合比率を見直すことでメタルコストを抑制した鉛フリーの黄銅です。また、グローブラスは従来品と比べ約2倍の導電率16%を達成し、さらには熱間加工性を向上させたことにより、導電性が求められる電気・電子部品をはじめ、幅広い市場・用途で使用いただけます。
またグローブラスは、グローバル(Global)な市場で、より多くのお客さまに幅広い用途でご使用いただける黄銅(Brass)です。当社がお客さまのご要望を伺ったうえで、鉛含有黄銅からグローブラスへの代替や、グローブラスを使った新製品の開発に加え、当社の加工事業カンパニーと連携した適切な切削条件や切削工具のご提案など、仕様・製品に関する全般的なサポートも可能です。

人体や環境に有害な鉛の環境規制は、欧州におけるRoHS指令※4、ELV指令※5など世界的に拡大・強化されつつあり、また国連持続可能な開発サミットにおいては2030年までの新たな「持続可能な開発目標(SDGs)※6」が定められるなど、企業の社会的責任も高まっております。
このような社会的課題を解決すべく、当社は2002年に鉛フリー快削黄銅エコブラス®を発売して以来、2015年の耐食性に優れたSnECO®に続き、このたびグローブラスの開発に至りました。当社の鉛フリー快削黄銅シリーズをはじめグローブラスは、SDGsの目標6(安全な水の供給・衛生)、目標9(産業インフラ、産業イノベーション基盤形成)、目標12(持続可能な消費と生産)に貢献する画期的な素材です。

当社グループは、「人と社会と地球のために」という企業理念のもと「ユニークな技術により、人と社会と地球のために新たなマテリアルを創造し、持続可能な社会に貢献するリーディングカンパニー」となることをビジョンとしております。今後も、お客さまのご要望に応じたオンリーワンの素材を供給するとともに、お客さま一人ひとりに合わせたベストな加工ソリューションを提供することで、豊かな社会の構築に貢献してまいります。

グローブラス開発品例 グローブラス開発品例 (画像をクリックして拡大イメージを表示)

グローブラス ウェブサイト:http://www.mitsubishi-copper.com/jp/products/materials/ecobrass/

※1
エコブラス®は世界No.1の販売実績を誇る鉛フリー快削黄銅。JIS、ASTM、EN規格に登録。世界累積販売量は2019年度に30万トン(当社以外の販売量を含む)に到達。累積販売量の約7割が欧州、米国地区であり、世界的に認知されている素材。
※2
金属を再結晶温度以上に加熱し、板・棒状などにする熱間加工のしやすさ
※3
「グローブラス」、「GloBrass」を商標出願中。
※4
RoHS指令(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment)とは、電気電子機器に含まれる特定物質の使用制限に関する指令。
※5
ELV指令(End-of Life Vehicles)とは、廃自動車による環境負荷の軽減を目的としてEUが定めた指令。
※6
SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月に「国連持続可能な開発サミット」において全会一致で採択された2030年までの新たな「持続可能な開発目標」。17の目標と169のターゲットが定められている。

以上

<本件に関するお問い合わせ>
コーポレートコミュニケーション部 広報室:03-5252-5206

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