2019年3月11日
三菱マテリアル株式会社(取締役社長:小野 直樹、資本金:1,194億円)は、日本材料技研株式会社(以下「日本材料技研」)の100%子会社であるJMTCキャピタル合同会社(以下「JMTCキャピタル」) と共同で、材料技術を有するベンチャー企業を投資対象とするコーポレート・ベンチャーファンド「MMCイノベーション投資事業有限責任組合」(以下「MMCファンド」)を設立しましたので、 お知らせいたします。
当社は社会の変化に迅速に対応して当社が保有する技術に国内外の最先端技術を積極的に取り入れた技術開発を行い、中期経営戦略においては、「次世代自動車、IoT・AI」を当社グループが捉えるべき重要な社会ニーズのひとつと位置付け、新製品・新事業の創出・育成を推進しております。
このたびJMTCキャピタルが有する材料系ベンチャー企業に関する豊富なネットワークとベンチャー育成実績を活用し、次世代電池や金属加工に関する材料技術、低炭素関連のプロセス技術に迅速にアプローチし、当社グループの中長期的な技術の育成、協業によるイノベーションの創出および新たな価値創造のため、MMCファンドを設立することといたしました。
日本材料技研は材料系技術シーズのインキュベーションに加え、オープンイノベーションに関するコンサルティングの実績もあり、またその子会社であるJMTCキャピタルを通じてベンチャーファンド運営も行っております。材料系ベンチャー企業に関する情報量を多く保有する日本材料技研グループのJMTCキャピタルをパートナーにファンドを設立することで、将来的に当社と技術的シナジーが期待できるベンチャー企業に対してより効果的なアプローチが可能となります。
当社グループは、長期経営方針において、「ユニークな技術により、人と社会と地球のために新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するリーディングカンパニー」となることを目指しております。今後も独自の技術に国内外の最先端技術を融合した製品開発により、社会に貢献してまいります。
以上