三菱マテリアル

プレスリリース

2018年5月30日

安全教育にVR危険体感装置を導入

三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、資本金:1,194億円)は、バーチャルリアリティー(仮想現実)技術を活用した危険体感装置(以下「VR危険体感装置」)を安全教育に導入し、2018年5月より運用を開始しましたので、お知らせいたします。

当社は、「安全と健康を全てに優先します」を行動規範の一つとしており、これまでもグループ全体の安全管理体制を強化し、その向上を図ってまいりました。2017年3月にはさいたま市に総合的な安全衛生教育施設として安全衛生教育センターを設立し、「挟まれ・巻き込まれ危険体感」「エアシリンダー残圧挟まれ危険体感」「高所作業危険体感」など、同センターが具備するさまざまな危険体感設備を活用した安全教育を実施してまいりました。

このたび、労働災害の撲滅に向けた実効性の高い安全教育の取り組みの一つとして、VR危険体感装置を導入しました。これにより、既設の危険体感装置では体験することが難しかった労働災害についても、その過程をCG映像で再現するとともに、補助装置を利用して災害時の衝撃や感覚を擬似体感することが可能となりました。360°の映像の中で被験者の行動をVR上で反映することができ、例えば、ローラーを回転させて掃除中に手を巻き込まれる災害や、点検口からの掃除中に熱風が吹き出すやけど災害などについて、人の動きと連動して実際に作業をやっているような臨場感の中で疑似体感をすることができます。

当社で実際に発生した過去の労働災害をもとに、やけど、転落、挟まれ、巻き込まれなどを再現し、職場に潜む危険に対して視覚・聴覚・痛覚を刺激して没入感・臨場感のある疑似体験をすることで、危険感受性を更に高めるという効果を期待しています。VR危険体感装置は、輸送・組立が可能な分解可搬式の仕様となっており、当社の各工場・関係会社における安全教育で活用してまいります。

当社グループは、今後も労働災害の防止や労働衛生の確保、社員の健康管理に最大限の努力を払い、実効性の高い安全衛生教育への継続的な改善を行いながら、安全で健康な職場環境づくりに取り組んでまいります。

【関連リリース】

2017年3月1日
さいたまオフィス内に「安全衛生教育センター緑館」竣工
http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/news/press/2017/17-0301.html

VR危険体感装置(ゴーグル及び補助装置) VR危険体感装置(ゴーグル及び補助装置) (画像をクリックして拡大イメージを表示)
ベルトコンベア巻き込まれ災害CG ベルトコンベア巻き込まれ災害CG (画像をクリックして拡大イメージを表示) フォークリフト激突災害CG フォークリフト激突災害CG (画像をクリックして拡大イメージを表示)

以上

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