2018年3月15日
三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、資本金:1,194億円)の加工事業カンパニーは、超硬製品、合金素材などの製品の価格改定を下記の通り実施いたします。
当社製品の主な原材料であるタングステンは供給に関わる動きや世界的な需要の高まりなどによって、相場指標となるAPT(パラタングステン酸アンモニウム)の価格高騰が続いています。
また、同じく原材料の一つであるCo(コバルト)についても、電気自動車(EV)市場の成長に伴って需要が急速に拡大し、2016年夏に比べてその価格は約3倍となっており、レアメタルをはじめとする原材料価格の上昇傾向は今後も続くものと予想されております。
こうした環境の中、当社はこれまで様々な業務効率化の実施によってコスト削減に努めてまいりましたが、今般の原材料価格高騰に加えて、エネルギー、物流など様々な経費が上昇を続けていることから、従来通りの安定した製品の供給とサービスの維持、向上を図っていくために、価格改定を実施することといたします。
記
1. | 改定内容 | |||
---|---|---|---|---|
切削工具 | 超硬製品(インサート、ドリル、エンドミル等) | +10% | ||
ハイス製品(ドリル、エンドミル等) | +10~25% | |||
その他(ホルダ、特殊工具等) | +10~15% | |||
精密工具 | +10%以上 | |||
耐摩・建設工具 | +15% | |||
合金素材 | +20% | |||
*CBN・PCDインサートについては対象外 |
以上