2017年11月10日
三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、資本金:1,194億円、以下「三菱マテリアル」)の加工事業カンパニーとその関係会社である日本新金属株式会社(取締役社長:岡田 義一、資本金:5億円、以下「日本新金属」)は、日本新金属秋田工場内に総投資額約8億円かけて建設した高機能棟の竣工式を11月9日(木)に開催し、タングステンのリサイクル処理能力を1.5倍に増強しましたので、お知らせいたします。
本式典は、日本新金属秋田工場内において、秋田県、秋田市等、地方自治体をはじめとした多数の社外関係者を招待して開催しました。また、三菱マテリアル加工事業カンパニー 村上バイスプレジデント、日本新金属 岡田社長から、それぞれ新工場の稼動にあたっての挨拶をいたしました。
三菱マテリアル加工事業カンパニーが取り扱う超硬製品の主原料であるタングステンは、中国に60%以上が埋蔵されており、供給も中国が80%を占めています。当社グループは、中国をはじめとする海外からの輸入とリサイクルによりタングステンを調達しています。なかでも重要な調達ソースの一つであるリサイクルについて、タングステン粉・タングステンカーバイド粉のトップメーカーである日本新金属は、従前よりお客様からの使用済み工具等のスクラップ回収に取り組んでまいりました。このたび、日本新金属秋田工場の高機能棟が竣工したことにより、タングステン資源の安定確保の取り組みがさらに進むこととなります。
当社グループは、「ユニークな技術により、人と社会と地球のために新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するリーディングカンパニー」になることをビジョンとしております。三菱マテリアルと日本新金属は、このビジョン実現のため、循環型社会形成に不可欠なリサイクル技術の開発とその導入を通じて、「人と社会と地球のために」貢献するという企業理念の実現に取り組みます。
【日本新金属 概要】
【日本新金属秋田工場 高機能棟 概要】
以上