2017年6月 5日
このたび北海道大学(総長:名和豊春)は、国内外における休廃止鉱山を対象とした環境修復技術の発展及び同技術分野における国際的な人材育成に資することを目的として、三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、資本金:1,194億円)の支援による寄附分野として、大学院工学研究院に資源環境修復学分野(以下「本分野」)を開設することといたしましたので、お知らせいたします。
国内には多くの休廃止鉱山が存在し、汚染発生源対策や坑廃水処理が実施されています。また、今後海外においても休廃止鉱山が急増すると考えられます。これらの資源分野の課題に対して、開発段階から、休廃止後の対策が最小限になるように考慮した鉱山開発手法などを構築し、あわせて休廃止後の効率的な環境修復の方策を提案すべく、本分野では以下の研究を行います。
大学院工学研究院環境循環システム部門は、これまでに培ってきた知見を本分野にも活用し、各教員が連携しつつ、修士論文及び博士論文の指導を通じて環境修復技術の向上を図ってまいります。また、特別講義のほか、学部と大学院の関連科目を開講するとともに、学生に対する国内外のインターンシップを実施し、国際的に活躍できる人材の育成を目指します。
以上