三菱マテリアル

プレスリリース

2014年5月30日

貴金属含有スクラップ(金銀滓)持込み予約の新Webシステム稼働について

三菱マテリアル株式会社(取締役社長:矢尾 宏、資本金1,194億円)の金属事業カンパニーは、直島製錬所(香川県直島町)で貴金属含有スクラップ(金銀滓)を受け入れる際にお客様にご利用いただく持込み予約の新Webシステム「NEWS(Naoshima E-Scrap Web System)」について、2014年6月1日より運用を開始いたしますので、お知らせいたします。

NEWSは、お客様の満足度向上と業務効率化を目的に、国内外の金銀滓について直島製錬所への持込み予約、予約内容確認のほか、修正、受入進捗、検収重量、買鉱情報の確認(分析品位、買鉱金額)までをWeb上で一貫して管理できるシステムです。お客様はNEWSの導入により、直島製錬所への金銀滓の持込み、処理、支払い状況の把握、過去の持込み実績の管理や分析などを簡便に行うことができます。当社におきましては、NEWSの導入により金銀滓の受入作業効率が向上するため、さらなる受入数量増が可能となります。

近年、欧州における廃電気電子機器指令( WEEE: Waste Electrical and Electronic Equipment Directive)等に見られるように、廃家電・廃電子機器に関するリサイクル推進の風潮がますます進み、廃家電・廃電子機器のリサイクル率は世界的にも今後さらに向上していくものと思われます。
このような中、当社はリサイクル事業を銅製錬事業における収益の柱の一つとして据え、都市鉱山より発生する廃家電・廃電子機器中の基板類を破砕した金銀滓を処理することで再資源化を促進し、循環型社会の構築に積極的に取り組んでおります。当社の金銀滓の年間処理量は、2011年度の約4万トンから、2013年度には約7万トンとほぼ倍増しており、2016年度には現在から更に倍の13万トンを処理する計画です。

三菱マテリアルグループでは、「人と社会と地球のために」の企業理念のもと、2020年代初頭に向けた長期経営方針において、「ユニークな技術により、地球に新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するNo.1企業集団」となることを目指し、その実現のための中期経営計画Materials Premium 2016において、全社成長戦略「成長基盤の強化」、「グローバル競争力の強化」及び「循環型ビジネスモデルの追求」を掲げております。金属事業カンパニーは、この長期経営方針及び中期経営計画Materials Premium 2016のもと、金銀滓処理量世界No.1を目指し、更なる金銀滓の処理を通じ、資源の有効活用を図る循環型ビジネスモデルを追求することで、持続的発展が可能な社会の構築に貢献してまいります。

以上

【ご参考】

写真①:NEWS画面サンプル NEWS画面サンプル

写真②:直島製錬所で受入処理している廃基板の例 直島製錬所で受入処理している廃基盤の例

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