三菱マテリアル

プレスリリース

2013年9月25日

子会社株式の譲渡に関するお知らせ

今般、三菱マテリアル株式会社(取締役社長:矢尾 宏、資本金1,194億円)は、加工事業カンパニー所管の連結子会社で、アルミダイカスト事業を運営する株式会社タマダイの全株式について、大連晋炆金属制品有限公司(本社:中国遼寧省大連)に譲渡することを決定致しましたので、下記の通りお知らせ致します。

タマダイ社は、アルミダイカスト事業を目的として、1966年に設立以降、当社が経営を行ってまいりましたが、アルミダイカスト市場のグローバルな事業環境の変化に対応するため、抜本的な事業構造改革を検討しておりました。

このような中、タマダイ社の事業を取り込むことで事業領域の拡大を見込む、アルミダイカスト製品の製造・販売を手掛ける大連晋炆金属制品有限公司と交渉を続けてまいりました結果、中国における自動車市場拡大を背景に中国進出の日系自動車メーカーへの納入展開を図るなど、大連晋炆金属制品社とのシナジーにより日中両拠点での事業拡大が期待でき、グローバル市場においてタマダイ社の更なる成長が見込まれると判断したため、大連晋炆金属制品社が最適な譲渡先であると考え、株式を譲渡することを決定致しました。
大連晋炆金属制品社は、タマダイ社の株式取得後も従来通り「株式会社タマダイ」の商号を使用の上、現事業を継続する方針にあります。
なお、譲渡先である大連晋炆金属制品有限公司は、中国遼寧省大連にて電子部品、プラスチック成型品、金型、食品加工などの製造業を幅広く展開する大連鵬成企業グループの傘下であります。

当社の加工事業カンパニーは、自動車や航空機の部品加工に必要不可欠なドリルやインサートを始めとした超硬製品、エンジンやトランスミッションなどに使われる焼結部品、耐熱・耐蝕合金、といった高機能製品など、産業に不可欠な様々な製品を世界規模で提供しております。今後新興国市場を中心にグローバルで伸長が見込まれる自動向け需要、航空機向けなどの需要を獲得するため、経営資源を更に集中させることにより、国際競争に勝ち抜いていきます。

当社は現在取り組んでおります、中期経営計画「Materials Premium 2013」において、「海外市場、特に新興国市場への展開」、及び「“マテリアル・プレミアム”の実現」を軸に、成長戦略を推進しております。今後も「選択と集中」を進め、成長を加速させてまいります。

  1. 株式会社タマダイの概要
    本社
    神奈川県足柄上郡開成町
    設立
    1966年7月
    資本金
    360百万円
    売上高
    24億円(2013年3月期決算)
    事業内容
    アルミダイカスト製品の製造・販売
    従業員数
    120名(2013年3月末時点。当社出向者含む。)
    大株主、及び持株比率
    三菱マテリアル株式会社、100%
  2. 株式譲渡の日程
    譲渡契約締結日  平成25年9月26日
    譲渡期日     中国における許認可取得後(本年12月1日目途)

以上

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