2012年11月 1日
三菱マテリアル株式会社(取締役社長:矢尾 宏、資本金:1,194億円)の加工事業カンパニーは、インドネシアの首都ジャカルタ近郊に焼結部品※事業の製造拠点を設置することにいたしましたので、お知らせいたします。
当社グループの焼結部品事業は、日本およびマレーシアを中心に事業を展開しておりましたが、昨今の環境対応車の市場拡大に伴い、海外における焼結部品需要が増加しているため、当社グループでは昨年の中国進出に続き、本年はインドネシアに進出することで、海外事業、とくに新興国へのさらなる拡大を検討してまいりました。その具体策として、インドネシアにおいて車載用機械部品・軸受の現地調達ニーズが高まっていることから、当社グループでは2014年4月よりインドネシアにおいて焼結部品の製造および販売を開始することを決定したものです。
今回、インドネシアに製造拠点を設置するに当っては、進出に要する時間を短縮し、お客様の要請に迅速に対応するため、新たに現地法人を設立するのではなく、インドネシア現地で既に14年間にわたる操業実績をもつ、当社子会社のMMCメタルファブリケーション社に焼結部品の製造拠点を設置いたします。製造拠点の概要は下記のとおりとなります。
※...焼結部品とは、金属粉末を高圧プレスで加圧成形し、これを焼結炉で過熱凝結させる粉末冶金法により製造されるものです。粉末冶金法は、複雑形状の金属部品を大量に低コストで製造するのに適した製造工法であり、自動車・電機を中心に幅広い産業分野にご利用いただいております。
記
以上