2012年10月15日
三菱マテリアル株式会社(取締役社長:矢尾 宏、資本金1,194億円)は、本年10月1日付にて、当社が北海道勇払郡安平町※1および厚真町※2に所有する早来山林(1,217ha)において、当社の社有林ではじめてとなるSGEC(『緑の循環』認証会議※3)森林認証を取得しましたのでお知らせいたします。
森林認証は、独立した第三者機関が、一定の基準を基に適切な森林経営や持続可能な森林経営が行われている森林または経営組織などを認証するものです。当社は全国31ヶ所に、約1万4千ヘクタールの森林を所有していますが、近年、森林の持つ国土保全や水源涵養、CO2吸収による地球温暖化防止など、森林の持つ多様な機能に期待が寄せられています。当社は、企業の社会的責任を果たす観点から社 有林を適切かつ持続的に管理することとしており、この目的を着実に実現するため、今回、当社のモデル山林である早来山林について森林認証を申請、取得したものです。
早来山林は、北海道札幌市の南東約50km、新千歳空港から車で約40分と交通アクセスに優れた場所にあり、安平町中央部の安平団地と、安平町南東部から厚真町にまたがる新栄団地の2団地で構成されています。安平団地は大正7年に、主に薪炭用として利用していた岩崎家庭事務所から当時の三菱鉱業(現三菱マテリアル)が引き継いだものであり、新栄団地は昭和13年に三菱鉱業が個人から購入したものです。両団地とも昭和26年から炭鉱の坑道内で使用する坑木用に大規模な計画造林に着手し、坑木用カラマツ造林の中核社有林としての役割を担ってきました。現在は、カラマツ系人工林が約7割を占め、樹齢40~50年を目安に一般材向けに木材を生産し、持続的循環施業の実施に努めています。
当社は、今回の森林認証取得を通じて得られた知識、経験を他の社有林管理にも活用し、持続的な社有林管理・経営を通じて、企業理念である「人と社会と地球のために」貢献してまいります。
※1...ユウフツグンアビラチョウ
※2...アツマチョウ
※3...SGEC:Sustainable Green Ecosystem Council
(ご参考)三菱マテリアル 早来山林
【所在地】 北海道勇払郡安平町早来新栄678番1号他
【写真】
(早来山林 安平団地)
以上