2012年4月 9日
三菱マテリアル株式会社と三菱商事株式会社との合弁会社である、烟台三菱水泥有限公司(以下、烟台三菱社)は、2011年4月より山東省の烟台工場で、排熱発電設備の設置工事を進めてまいりましたが、本年4月5日に現地において竣工式を執り行いましたのでお知らせいたします。
排熱発電設備は、工場から排出される熱ガスを利用して発電するもので、新たな化石燃料を使用しないため、発電所の燃料使用量を削減でき、またCO2の発生も抑制することが可能になります。
今回、烟台工場で設置した排熱発電設備の発電出力は4,350kWと、同工場で使用する電力の約25%を賄うもので、約16,500t/年のCO2削減に寄与します。
烟台三菱社では、今後も高品質と省エネ技術を活用したセメント製造を行うとともに、近年の急激な経済発展に伴い、環境問題が大きくクローズアップされる中国において、環境事業も積極的に展開し、循環型社会の構築に貢献してまいります。
<烟台三菱水泥有限公司の位置図>
(排熱発電設備)
(排熱発電設備竣工式)
以上