三菱マテリアル

お知らせ

2016年2月 1日

117年前に操業を開始した水力発電所「永田発電所」が最新鋭設備で再稼働
~「小又川第四発電所」と併せ、2つの水力発電所の設備を更新~

三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、資本金:1,194億円)の資源・リサイクル事業本部東北電力所は、このたび秋田県鹿角市に所在する「永田発電所」及び北秋田市に所在する「小又川第四発電所」の2つの水力発電所の老朽化した設備の更新工事を完了し、2015年(平成27年)12月18日及び22日よりそれぞれ運転を再開しましたので、お知らせいたします。

永田発電所は1898年(明治31年)、小又川第四発電所は1953年(昭和28年)に運転を開始した水力発電所で、ともに当社の旧尾去沢鉱山へ電力を供給しておりました。同鉱山の閉山後は、亜鉛地金を生産する当社秋田製錬所に供給先を変更しましたが、平成8年からは電力会社に全量を供給するに至っております。両発電所は設備の老朽化に伴い、永田発電所は2015年(平成27年)4月、小又川第四発電所2014年(平成26年)10月よりそれぞれ更新工事のため運転を休止しておりました。今回の更新工事完了により、永田発電所は最大出力600㎾から721㎾へ、小又川第四発電所は最大出力6,500㎾から6,808㎾へと最新鋭の設備を有する発電所として生まれ変わり、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)が適用された上、電力会社への電力供給を再開しました。

当社東北電力所は、鹿角地域3カ所、小又川地域3カ所で水力発電所を保有しており、これに鹿角地域で操業している大沼地熱発電所を加え、秋田県下に7か所の発電所を保有して、再生可能エネルギー事業を展開しております。

当社は、地球の恵みである水力や地熱などの再生可能な純国産エネルギーの一世紀にわたる開発の経験と実績を活かし、これからも貴重なクリーンエネルギーを活用し、「人と社会と地球のために」貢献してまいります。

(参考)東北電力所発電所の歴史
東北電力所水力発電所の歴史は古く、秋田県鹿角地域に当社が初めて建設した永田発電所の運転開始が1898年(明治31年)である。その後、同地域において、1907年(明治40年)に碇発電所、1920年(大正9年)に大湯発電所を、昭和に入ってからは小又川地域で小又川第一発電所、小又川第二発電所、小又川第三発電所(平成12年廃止)を建設した。1953年(昭和28年)には秋田県との共同事業である森吉ダム(ダム湖名:太平湖)と同時に小又川第四発電所も建設した。さらに、1974年(昭和49年)に大沼地熱発電所が運転を開始したことにより、現在では秋田県下に7か所の発電所を保有している。

東北電力所発電所位置図東北電力所発電所位置図

(画像をクリックして拡大イメージを表示)

永田発電所の建屋・水圧鉄管永田発電所の建屋・水圧鉄管 (画像をクリックして拡大イメージを表示)

永田発電所の水車・発電機永田発電所の水車・発電機 (画像をクリックして拡大イメージを表示)

小又川第四発電所と森吉ダム小又川第四発電所と森吉ダム (画像をクリックして拡大イメージを表示)

小又川第四発電所の発電機小又川第四発電所の発電機 (画像をクリックして拡大イメージを表示)

以上

このページの先頭へ戻る

このページの先頭へ戻る

当サイトでは利便性向上およびマーケティング活動のために閲覧履歴(クッキー)を収集しています。サイトご利用にあたっては右のボタンよりご同意お願いいたします。
なお、この設定の変更は「ご利用にあたって」の「閲覧履歴の収集」から行えます。