三菱マテリアル

ゴム特性を有する金属素材「金属ゴムTM」を開発

ゴム特性を有する金属素材「金属ゴムTM」を開発

「金属ゴムTM」とは 〜ゴム特性を有する金属〜

金属ゴムとは三菱マテリアル株式会社が発明した技術、部材に対する商標です。金属材料による耐熱性を維持したまま表面にゴム特性を付与しました。

背景技術・課題 〜金属・ゴム材料の特性のトレードオフ〜

従来、工業材料はゴムを代表とする有機材料、セラミクスなどの無機材料、金属材料に大別されます。これらは用途に必要な特性に応じて適宜選択もしくは複合化されることによって利用されてきました。
一方で材料固有の特性に大きく影響を受けるため、選択した材料によって得られる特性のトレードオフが発生していました。

課題解決 〜特殊微細形状による柔軟性・接着性の発揮〜

生物模倣技術に着想を得て、中央研究所にて開発中の 表面高機能化技術を応用し、金属表面に微細形状を施すことで柔軟性や接着性といったゴム特性を付与することに成功しました。

金属ゴムの有する機能

  • 接着性
  • 柔軟性
  • 耐熱性
  • クリーン性(放出ガスが少ない)

金属ゴムの想定される用途

  • 半導体
  • 航空宇宙
  • 医療
開発に寄与した当社運用技術
耐熱性、耐汚染性と柔軟性、接着性の両立

有機材料を主とするゴムでは柔軟性、接着性を有する反面、高温領域での利用制限や残渣による汚染が指摘され、一方で金属材料では耐熱性や耐汚染性に優れるものの、柔軟性、接着性に劣る傾向にあります。
これらのトレードオフを解決し、有機系材料にない耐熱性、耐汚染性を有しつつ、金属材料にない柔軟性、接着性を両立することが可能です。

解説

生物模倣技術(バイオミメティクス)

近年注目されている技術として生物模倣技術、バイオミメティクス(biomimetics)、太古から進化し続けてきた生物の体型、色、機能、行動など、さまざまな”歴史的産物”を模倣し、活用しようという技術です。

ヤモリ足裏の接着

生物模倣、バイオミメティクスのひとつとしてヤモリの接着が挙げられます。ヤモリの垂直な壁を素早く登る能力のメカニズムは2000年にU.C.Berkeleyを中心とした研究グループによって解明されました。足裏には60万本と言われる微細な剛毛が生えており、その剛毛が接触面に対して分子間の引力、ファンデルワールス力を発現することで接着剥離を繰り返しています。

適用技術(自社)

金属材料技術

当社の金属事業は、1873年(明治6年)に吉岡鉱山を買収したことに始まります。銅をはじめとする金属材料は多くの産業において不可欠の素材です。当社は、その供給によって日本の産業と社会の発展を一世紀を超えて支えてきました。現在ではその供給先はグローバル市場に広がっています。
また、都市鉱山とも呼ばれる電子機器などのスクラップから金、銀などの有価金属を回収するリサイクルシステムも確立し、資源の有効活用に積極的に取り組んでいます。

微細形状技術

近年、半導体・微小電気機械システム(MEMS)・マイクロマシンなどのエレクトロニクス、光通信、医療、微細金型、各種ノズル穴などの分野において、製品の高機能化・高精度化のため、立体的で微細な3次元形状部品のニーズが増加しています。このようなニーズに応えるため、当社はエッチングやレーザーなどによる微細形状技術を活かし、加工工具、薄膜形成剤などの製品展開を行っております。

当社グループは、「人と社会と地球のために」という企業理念のもと「ユニークな技術により、人と社会と地球のために新たなマテリアルを創造し、持続可能な社会に貢献するリーディングカンパニー」となることをビジョンとしております。 今後も、オンリーワンの素材を供給するとともに、お客様のご要望に合わせた最適なソリューションを提供することで、 豊かな社会の構築に貢献してまいります。

<本件に関するお問い合わせ>
新事業開発部 マーケティング室:ml-metalrub@mmc.co.jp

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