プレスリリース

三菱マテリアル株式会社（取締役社長：竹内 章、資本金1,194億円）は、東南アジアおよび南アジア地域におけるグループの事業統括事務所である東南アジア事業支援センター（所在：タイ王国バンコク）について、このたび発展的に改組し4月1日より新たに「Mitsubishi Materials Southeast Asia Co., Ltd.」（以下、「MMSEA」）として業務を開始することとしましたので、お知らせいたします。

当社は、中期経営計画「Materials Premium 2016」において、全社成長戦略の一つに「グローバル競争力の強化」を掲げ、海外生産・販売拠点の拡充など、新興国を中心とした事業展開により成長を実現していくこととしております。
当社では、このような戦略のもと東南アジアおよび南アジア市場について、

• 当社連結売上高の約22%^※1を占める主力市場の一つであること
• 当社グループの主要顧客である日系の自動車メーカーや家電メーカーなど、「世界の工場」として数多くの会社が事業展開している地域であること
• 今後も各国の人口増加や経済成長を背景に市場の拡大が見込まれること

を理由に、経営戦略上の最重要地域と位置付け、生産・販売網をはじめとした最適なバリューチェーンの構築に努めております。去る2月にはラオスにおけるサーミスタセンサ製造子会社が竣工するなど、当社は成長戦略を着実に具現化しております。

当社の東南アジア事業支援センターは従来、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、ラオス、インドに展開する当社グループ現地法人26社^※2に対して、各社におけるコーポレート業務の支援を主に行っておりました。しかし当社には、事業のグローバル化を加速し、当該地域におけるグループ各社の事業を強化・育成していくための新たな体制が必要となっておりました。

当社は、このたび東南アジア事業支援センターをMMSEAに改組することで、当社経営方針の浸透、コーポレートガバナンスやコンプライアンスをはじめとした経営管理の強化について、当該地域における当社グループ各社を対象に図っていくこととしています。
さらに当社は、部門横断的なマーケティングや営業支援など、MMSEAに新たな機能を付加することで、複合事業体として特徴のあるシナジーの創出＝マテリアル・プレミアムの追求を通じたグループ各社のさらなる事業拡大を推進していくこととしています。当社は、今後もMMSEAを通じ、東南アジアおよび南アジア地域における事業成長を引き続き実現してまいります。

※1...2014年（平成26年）3月期決算数値に基づく
※2...当社が20%以上出資する子会社および関連会社