INTERVIEW 08

営業

海外担当者や国内生産工場との
緊密な連携プレーで
世界のライバルに打ち勝つ。

Y.H
加工事業カンパニー 
営業本部 海外営業部 アジアブロック
2016年入社

(所属部署・役職、インタビュー内容は当時のものです)

EPISODE 01 信頼していた
元上司から届いた
魅力的なオファー。

中国で生まれ育ち、2013年まで祖国で過ごしました。幼い頃から日本の漫画や映画が大好きで、いつかは日本を訪れたいと思っていました。そのために日本語の習得が必要だと考え、大学は北京第二外国語学院に進学しました。
就職活動は中国で行い、縁あって日系の切削工具メーカーに入社しました。切削工具メーカーを選んだのは、製品が興味のあった自動車の製造に使われていることを知り、他にはどのような製品の製造で必要とされているのかを知りたいと思ったことがきっかけです。在籍した3年間は、広東省エリアの担当として、主に日系自動車メーカーに対する営業に携わりました。
その後、日系総合商社に転職し、化学関係の営業職で活動。そして、東京で活動していた時に偶然、先に三菱マテリアルへ転職していた前職の上司と再会したのです。久々にお会いし、お互いの近況を報告する中、当時抱いた切削工具メーカーとしての仕事の楽しさ、やりがいを思い返していると、この業界でチャレンジする意欲が再燃しました。切削工具業界のトップランナーである三菱マテリアルで、グローバルフィールドの営業を任されることには、大きな魅力を感じました。また、元上司には前職時代から信頼を寄せており、一緒に働きたいという想いも強くありました。さらに、以前はライバルとしてですが、中国市場で切磋琢磨した方も多く、気心の知れた仲間と働ける安心感から、入社を幾度の相談と調整を経て決めました。

EPISODE 02 厳しい要求にも
国内営業の経験と
現地・工場との
協力体制で即応。

入社後、国内営業に3年間携わったのち、海外営業として東南アジア地区を担当しました。東南アジアには世界中のメーカーが生産拠点を設けていることから、日米欧の切削工具メーカーが数多く進出しています。その中で当社が強みとしているのは、高品質とコスト競争力、そして豊富な製品ラインナップです。この強みを生かして営業実績を拡大するため、販売子会社のMMCハードメタル(タイランド)社と毎日のように連絡を取り合い、ビジネスの進捗や受注状況などを確認。新たに取り組んだ拡販施策の効果や、今後の市場動向に対する意見交換なども行いながら営業活動を展開していました。
担当した2年の中で印象に残っているのは、現地の日系自動車メーカー向けの特殊品を扱った案件です。新しいエンジン製造プロジェクトの発足に伴い、そこで必要となる部品を製造するための特殊工具の開発を依頼されました。エンジン部品は超精密部品のため、切削工具に対する要求はハイレベルで複雑です。しかも通常よりも短納期での納品が条件でした。通常の特殊品製作に必要な期間の半分近いスケジュールで、全くゼロの状態からニーズに対応した設計を始め、製造し、納品する必要がありました。
この要求に応えることができた要因の一つは、日本国内の営業時代に築き上げた工場とのネットワークがあったからです。当時も短納期の要求に応えなければいけないケースがあり、工場にいる設計開発者の得意分野や製造管理者の担当領域などを把握していました。当時のネットワークを活かし、適任者に状況を説明して協力を求めることにより、必要な体制を整えてもらえることができたのです。さらに現地担当者も、図面確認などのお客様対応を効率良く進めてくれたことで、全体工程がスムーズに進み、要望に応えることができました。
「難しい条件だったと思うが、応えてくれて本当に助かった。ありがとう」と、お客様から感謝の言葉をいただいた時は、本当に嬉しく思いました。この実績により、その後のビジネスも順調に推移しています。

EPISODE 03 現場にいるような
臨場感を得ながら
業績のさらなる
拡大を目指す。

2021年10月から、担当が中国地域の専任に変わりました。現在は、中国の販売子会社をはじめ、市場調査会社や中国進出企業から情報を収集し、市場動向の把握に努めています。大きな動きとしては、航空機部品の製造ビジネスが活性化しているほか、電気自動車の製造が加速しており、世界的に不足している半導体の増産計画も進んでいます。こうした市場動向から、今後どういった切削工具のニーズが高まるか、現地営業及びマーケティング部門と緊密に連携し、私たちは情報収集に努めています。
海外営業の面白さは、現地の販売子会社との綿密なコミュニケーションにより、まるで現場にいるような臨場感を味わいながらビジネスに取り組めることです。現地販社の経営トップとは企業の成長を見据えた経営戦略の構築・推進に向けて意見交換することが多く、市場と業績の動向を見据えて新たな施策を企画提案していると、自分が会社を経営しているようなダイナミックさが味わえます。また、お客様から寄せられた相談への解決提案を現場の担当者と一緒に考えていると、お客様と現場でミーティングしている感触が得られます。
現在は、コロナ禍により、海外出張には一定の制限はあるものの状況によっては、現地顧客へ赴き、日本の生産状況等を直接説明することも求められます。これらも海外営業ならではの仕事のやりがい、醍醐味と感じています。中国市場は、当社が重視する主要マーケットの一つです。その成長に、まるで現地にいるような臨場感を持って取り組み、重要な役割を任されている喜びとやりがいと責任感を力に変えて、業績を大きく伸ばしていきたいと考えています。

MESSAGE

「三菱」というブランドには、大手企業としての知名度だけではなく、長年にわたって社会の発展に貢献してきた価値もあると感じています。単に企業利益だけを追求するのではなく、地球環境の改善や人権配慮などにも取り組んできたことは、社会的意義があることです。そうした企業で働いていることは社員としての誇りであり、プライドを持って働ける要因にもなっています。
三菱マテリアルに入社したら、社会に貢献する新たな人材として、素敵な未来の実現にチャレンジできます。そんなあなたを、先輩たちが温かく見守り、必要な時にはサポートしてくれるはずです。

SCHEDULE

8:40 自宅でPCを立ち上げて始業準備及びメールチェック
9:00 朝礼に参加 連絡事項を確認して本日のスケジュールを報告
9:30 各種個別案件の対応(電話、メール)
11:00 Web会議(海外販社と案件の進捗状況共有及び次のアクションプランの取り決め)
12:00 昼休憩
13:00 海外販社から届いた市場動向資料を確認して新たな拡販施策の企画に着手
14:00 中国市場の状況と販社ビジネスの進捗を関係者に報告
16:30 各種社内会議に参加
17:30 翌日以降の宿題事項の整理
18:00 終業