INTERVIEW 02

営業

試行錯誤する中で芽生えてきた
営業としての誇り。

M.R
高機能製品カンパニー
銅加工事業本部 営業統括本部
2018年入社

(所属部署・役職、インタビュー内容は当時のものです)

EPISODE 01 将来性のある
製品を通じて、
自分の未来も
広がる。

学生時代は、経営システム工学科で統計、金融、経済などを学んでいました。初めから素材メーカーへの就職を決めていた訳ではなかったのですが、就活では分野を問わず幅広く業界を見てみようという中で出会ったのが伸銅業界でした。どんな機械にも高確率で使用されている銅は、その価格が景気に先行して変動することから、「ドクター・カッパー」と呼ばれて景気動向を診断する指標となっています。社会において無くてはならない素材で、しかもその需要は今後EVやIoT等の発展でますます高まっていく。その将来に大きな可能性を感じて、伸銅業界の中でも国内NO.1の取扱量だった当社への入社を決めました。
現在は、営業職として伸銅品の販売に携わっています。ケークという銅の大きな塊を圧延して薄くし、コイル状にした製品を担当しており、拡販活動と品質に関するお客様問い合わせ対応、納期管理が主な業務です。お客様のもとにスムーズに材料を届けられるように、工場の各部署と毎日連絡を取りながらさまざまな調整を行うのが私の仕事です。

EPISODE 02 適切な相互コミュ
ニケーションで、
トラブルは未然に
防ぐ。

調整役として工場に無理なお願いをしなければならない局面も多いので、言いにくいことでもなるべく迅速に、正直に伝えることは心がけています。入社したばかりの頃は知識もなく、相手から何を言われるか、怖くて電話するのに躊躇してしまうこともありました。しかし先延ばしにすればするほど、さらに厳しい納期を相手にお願いしなければならなくなる。何度かそういった失敗も経験し、仕事をする上で迅速に正直な対応が最善だということを痛感しました。
また、そもそも工場に無理なお願いをしなければならない状況に陥らないよう、報告・相談のタイミングや頻度を工夫しています。お客様の在庫数、工場側のキャパシティ見込み等、予め相互に確認・認識できていることで納期トラブルの多くは未然に防ぐことができるように思います。

納期管理や品質に関するお客様問い合わせ対応では、顧客と工場の意見が異なることは日常茶飯事で、双方の意見をそのまま聞いているだけでは問題は解決しません。自分がしっかりと間に立ち、お客様を含めた関係者と相談しながら、両方が納得できる道筋を示すことを日ごろから意識しています。営業職はお客様の立場に立って考えることが最優先である一方で、お客様の要望のみを優先してしまうと、会社にとって不利益が発生することもあります。“御用聞き”ではなく、あくまでもビジネスにおけるパートナーとして時にはNOと言えるような適切なコミュニケーションをとることも、この仕事をしていく上で大切なミッションだと思います。

EPISODE 03 海外での展開も
視野に、
業界内のシェア拡大に挑む。

担当しているお客様を訪問した際、お客様先の技術部長からエンドユーザーの大手メーカー様から大量の試作依頼が来ているため当社からの納品材料も試作対応に変更してほしいと依頼がありました。もともと伸銅品の製造には8週間かかるところ、お客様の要望に合わせて6週間で納品するという厳しいオーダーだったのですが、社内でも注目を集めるクラスの大きな案件ということもあり、工場の主要メンバーに事情を説明し、特例的に納期対応するための体制を整えてもらいました。結果的に納期をクリアすることができ、お客様はエンドユーザーの大手メーカー様から大量注文を無事獲得することができました。
こうした「交渉力、調整力」は入社時と比べて一番成長したところですね。何かをお願いする時には妥協案をいくつか用意しておく。それが相手に納得してもらうコツだと思っています。

日々の業務を通じて、改めて銅の可能性や社会への影響力の大きさを強く感じます。当社では今後、伸銅品の生産量を3割アップします。私自身ようやく知識やスキルが身についてきたところでもありますし、視野を広げれば国内のみならず海外に売り込みをかけていくことだって可能だと思います。今後はどんどんアグレッシブに拡販活動を行って、業界でのシェアを伸ばしていきたいです。

MESSAGE

世の中には知らない業界・企業が沢山あります。私が伸銅業界を知ったのも就職活動中でしたが、実際に働く中で様々な業界・規模のお客様と接することができ、「入社前に想像していたよりもこんな面白い仕事だったのか」と目から鱗が落ちる経験が多いです。もちろん、向き・不向きや相性の良し悪しもありますが、まずは先入観を持たずに興味の赴くままにあらゆる業界・企業・職種を調べてみるとよいと思います。
工場とお客様との間に立っていろいろと調整していくこの仕事に求められるのは、スキルよりもまず元気のよさ。ぜひバイタリティあふれる人と一緒に働きたいですね。

SCHEDULE

8:30 始業後メールチェック。翌日分の工場への出荷指示や納期調整は午前中に全て対応
10:00 販売計画の作成
13:00 WEBグループミーティング。テレワークが基本となったため毎日情報共有
14:00 お客様とWeb会議
16:00 報告書作成・事務処理
18:30 終業。業務後はフットサルやワークアウト、英語の勉強を行っています。