INTERVIEW 20

物流資材

調達のプロになるために。
ものづくりの現場で、
能動的に学ぶ姿勢を忘れない。

K.T
九州工場 物流資材課
2016年入社

(所属部署・役職はインタビュー当時のものです)

EPISODE 01 自分で選んだ
職種で働く。

父親がメーカー勤務だったので、「ものづくりへの憧れ」は昔からあった気がします。そして、就職活動を通じて様々な業界を見ていく中で、製品の流通を通じて仕事の成果が目に見えるメーカーなら日々のやりがいも感じやすいのでは?と改めて惹かれました。
当社を選んだ理由は会社側が職種を決めるのではなく、選考時点で自分の希望職種を選択できる「職種別採用」であったから。自分自身で選んだ道であれば、辛い時や苦しい時もきっと踏ん張れると思いました。メーカーの文系職種というと営業や経理等のイメージが強いと思いますが、よりものづくりの現場に近い仕事ができる職種として選んだのが物流資材でした。
学生時代、5日間のインターンシップに参加し、工場や支店等の様々な場所・職種で働く社員とお話する機会がありました。穏やかでフランクなコミュニケーションの反面、仕事に対してはとにかく真面目な方が多いなというのが第一印象で、そういった面でも自分に合うかなと思ったのが当社を選んだもう一つの理由ですね。
入社後はOJT形式で先輩が現場で働く様子を近くで見ながら、実践的に業務を覚えていきます。当然つきっきりで教えてもらえる訳ではないので、分からないことがあれば自分から先輩や工場現場の社員に話を聞きに行ったりしながら一つ一つ知識を増やしていったようなイメージです。銅などの非鉄金属の製錬を行っている直島製錬所で4年弱過ごした後、2020年2月に現在の職場である九州工場に異動してきました。工場全体の製造設備や資機材の調達、製品の出荷業務を行う物流資材課に所属し、私は新規設備全般やセメント製造プロセスにおける焼成工程で使用する設備・資機材の調達を担当しています。

EPISODE 02 嬉しかったのは、
厳しい先輩から
認めてもらえた
瞬間。

製造現場を管理する操業部門、工場内の設備を管理している設備部門とやりとりをしながら、サプライヤーからモノを買っていくこの仕事。普段から心がけているのは、好奇心を持って業務を行うということです。というのも、調達の仕事は手を抜こうと思ったらいくらでもできると思うんです。操業部門や設備部門からの要望をサプライヤーに横流しするだけでも仕事は成立してしまう。しかし、それでは自分たち物流資材課がいる意味がありません。仕事をしていく上では当然、「自分たちがいるからこその存在意義」を見出したいと思っています。
例えば、現場からこういうモノがほしいと依頼があった時、それがオーバースペックの場合はもっとスペックを落とした方が安く手に入るという提案もできるはずです。常にアンテナを張って、コスト・品質・納期を考えながらよりよいモノが手に入るようにするのが調達のあるべき姿であり、存在意義だと思っています。
入社当初は現場からの要望とその背景がうまく掴めていないまま社内交渉をしてしまい、操業・設備部門から若造のくせにとか、素人が何を言ってるんだとクレームを貰うこともありましたが、周りからの評価は自分の頑張りで変えるしかないと思っていました。物流資材の先輩社員や現場社員に質問したり、自身で調べながら少しずつ成長していく中で、徐々に周りの見る目も変わり、特に厳しかった現場社員が「君が言うんだから、しょうがない。やるか」と協力してくれた時には凄く嬉しかったですね。製造・設備部門からの要望やその背景を正確に把握するために、自分から行動を起こして知見を広げていかないとレベルアップできないなと強く感じました。

EPISODE 03 工場操業を止めない。
安定稼働に
貢献することが
最大のミッション。

直島製錬所勤務時代の入社4年目のエピソードなのですが、銅鉱石を溶かす工程で使う添加物の使用量が増加する見込みが立ち、既存のサプライヤーだけでは賄えない分を新たに調達するプロジェクトが始動。主担当を任されました。これまで調達できて当たり前だったものが手には入らなくなるという前代未聞の事態の中、プロジェクト全体のスケジューリングから社内外への交渉を重ね、多数の関係者を巻き込みながらなんとか成功までたどり着けた経験は大きな自信になりました。調達の仕事には「価格」、「品質」等、色々な観点があるのですが、24時間動いている工場の操業を止めない、安定稼働に貢献することが一番のミッションであることを再確認した出来事でした。
調達の仕事はそれぞれの部門や各サプライヤーの要望の中で全体最適を図っていく為、なかなか一筋縄にはいきません。様々な情報を整理し関係者それぞれに調達としての自分の話を聞いてもらう必要があります。
それぞれ立場は違えど、基本的には人と人とのコミュニケーションなので、円滑にやりとりができる関係を築くために、とにかく自分が真面目に誠実に仕事をすることを心がけています。真面目に取り組む姿勢を見せれば相手も誠実に接してくれます。また、関係者それぞれが自身の立場での主張があるので、それぞれの立場から相手が不安に感じるポイントを予測し、不安を払拭するための情報を揃える事前準備のプロセスが大事なのかなと。自分の倍以上長く働かれている大先輩や工場長のような管理職との折衝は緊張してしまう場面ですが、事前準備がしっかりとできていれば自信を持ってコミュニケーションをとることができます。
入社5年目の現在、モノに対する知識も交渉力等のコミュニケーションスキルもまだまだです。とにかく自分から能動的に学んで、よりレベルアップを図っていきたいです。また、後輩も増えてきているので自分のことだけでなく、組織全体を強化するにはどうしたらよいかという視点も持ちながら仕事をしていきたいと思っています。

MESSAGE

就職活動をしていると会社の知名度や周りからどう思われるか等の体裁が気になるものですが、働くのは自分自身ですし、本当にしんどい時に「何でこんなことをしているんだろう」とならないために、自分が納得して選んだ会社に行くことが大事だと思います。
自分で考えて動ける人、好奇心や向上心を持って仕事に取り組む人が周囲には多いですし、そんな後輩と切磋琢磨したいですね。

SCHEDULE

7:45 出社/まずはメールチェック。社内やサプライヤーからの依頼事項や情報を整理。
8:15 始業/従業員全員で「ゼロ災唱和」。工場では安全が最優先。
9:00 見積取得/操業部門や設備部門からの依頼に応じ、サプライヤーに見積を依頼。
11:00 社内部門と打ち合わせ/設備部門と、発注予定の機械設備の仕様打ち合わせ。
12:00 昼休憩/工場の食堂で食べることもあれば、お弁当を持参することも。
13:00 サプライヤーと打ち合わせ/新規設備導入に向けて、サプライヤーと仕様の検討や価格交渉を行う。
15:00 発注業務/サプライヤーから取得した見積を吟味し、当社にとってベストな条件を検討した上で発注。
16:00 情報収集/業界紙やインターネットを通じて、材料市況やサプライヤーの業界情報を収集・整理する。
17:00 退勤