INTERVIEW 27

資源

選鉱のプロフェッショナルとして、
海外の銅鉱山を支える誇り。

K.H
MM Copper Corporation (Canada)
資源事業部技術部
2012年入社

(所属部署・役職はインタビュー当時のものです)

EPISODE 01 選鉱技術を活かし
海外で
仕事をしたい。

大学の専攻は環境社会工学科で、資源工学を学ぶ研究室に所属。研究室の先輩の多くが資源系の企業に就職しており、自分も専門である選鉱技術を仕事に活かし、資源開発の仕事に就きたいという考えが醸成されていきました。
一口に資源系と言ってもさまざまな企業がありますが、「一度は海外で働いてみたい」、「研究室で学んだ選鉱技術を活かせる仕事がしたい」という点から、非鉄金属業界を中心に就職活動を行いました。三菱マテリアル入社の最終的な決め手は、同じ研究室出身の尊敬できる先輩がいたこと。「この先輩と同じチームなら楽しく働ける」と確信しました。

EPISODE 02 プロの「選鉱技術者」として
鉱山の安定操業に
貢献。

入社後、東谷鉱山にて鉱山技術者の基礎を学んだ後、本社資源リサイクル事業本部に異動後、カナダのハックルベリー銅鉱山、本社資源事業部プロジェクト部を経て、2019年からカナダのカッパーマウンテン鉱山に勤務しています。「海外で働いてみたい」という願いを早々と叶えることができ、嬉しさを感じるのと同時に、海外勤務という新たな挑戦に対し、緊張したことを憶えています。
私はこの鉱山にMetallurgist(選鉱技術者)として勤務しています。Metallurgistとは採掘した鉱石を銅鉱石と有価鉱物を含まないものに選別する専門家です。その使命は効率よく鉱石を破砕、銅鉱物を回収して安定操業に貢献することであり、そのために選鉱試験(浮選試験、磨鉱試験など)を行い、その結果に基づいてより効率的なオペレーションを実施します。
私がいる選鉱場では選別方法として「浮遊選鉱」を用いています。水と混ぜながらマイクロ単位まで砕かれた鉱石と界面活性剤などの化学薬品を接触させ、気泡を利用し、泡とともに浮上する物質と沈む物質に分けることによって、鉱石を選別します。近年の銅鉱石の銅品位(※)は0.5%にも満たないことが珍しくありませんが、この浮遊選鉱によって銅品位を25%程度にまで濃縮した「銅精鉱」を生産しています。
鉱山には数百億円~数千億円という巨額な投資が必要ですが、銅価格は世界情勢などの影響を受けて変動し、急落すれば鉱山の操業停止や人員解雇が起こることもあります。そのような世界の中で、私は技術者として、操業の安定化や改善に少しでも寄与するということに大きな誇りと責任を感じています。
※銅品位・・・鉱山で採掘された鉱石の総量に対し、銅が含まれる重量比率

EPISODE 03 どんな仕事にも、
不可欠なのは、
コミュニケーション。

仕事で心がけているのはチームワークです。鉱山の操業・運営には、地質、採鉱、選鉱という資源関係の代表的3分野の技術者、機械や電気など保全・設備技術者、さらに経理、財務、物流資材、総務、法務、人事、環境など事務系業務の方々など、さまざまな人が関わり合っています。1人で出来ることは限られているため、皆が相手を思いやる気持ちをもち、力を合わせることが大切です。それぞれの強みを活かし、足りない部分を補い合うことで、1つのチームとして業務に取り組むことを心掛けています。海外の鉱山では現地の方々とのコミュニケーションが欠かせませんが、まだ自分の伝えたい内容を思い通りに表現できない部分もあり、語学力の向上が課題です。現場ではジェスチャーや図解なども駆使して、意思疎通を図っています。現地の方々もこちらの意図を理解しようと熱心に耳を傾けてくれますから、大事なのは伝えたいことを明確にし、積極的に発信する姿勢だと思います。

MESSAGE

自分のやりたいことがまだ明確に見えていない人は、まずは説明会やOB訪問で、実際の社員と接してみて、「この人たちと一緒に働いてみたいか」を基準に考えてもよいでしょう。海外勤務に少しでも興味がある人なら、当社のようにそのチャンスがある企業を選ぶことをおすすめします。海外勤務は、仕事面で鍛えられるだけでなく、海外で生活することで日本の良さに気づく魅力もあります。海外勤務に不安のある方も過度に心配する必要はありません。当社では3年から5年くらいが転勤のスパンです。海外を一度経験すれば、自分に向くかどうかを確かめることができます。海外だけでなく日本にも活躍できる場所があるため、自分に合った場所が見つけられると思います。

SCHEDULE

6:00 出社・始業/メールで前日の操業状況の確認
7:00 朝ミーティング/安全に関するトピックの紹介など
7:30 日常業務、サンプリング、選鉱試験の実施、現場巡視
11:30 昼休憩
12:00 操業実績の報告書を作成
13:00 サンプリング、選鉱試験の実施、打ち合わせなど
14:30 退社/車で町まで30分