INTERVIEW 21
INTERVIEW 21
社内のあらゆる部署の
「頼れるパートナー」として
組織全体の成長にITで貢献。
(所属部署・役職、インタビュー内容は当時のものです)
就職活動では、専攻したメディア社会学の内容にはとらわれず、会社説明会やインターンシップへ積極的に参加し、できるだけ多くの職種について知ることに努めました。その中で興味を持ったのが、社内SEです。身近にいる社内の人たちが直面した課題について相談にのり、解決できれば感謝の声がすぐに返ってきて、やりがいを実感できる点に魅力を感じました。さっそく職種別採用を行っており、社内SEとして入社できる会社を調べ、出会ったのが三菱マテリアルでした。
三菱マテリアルは「MMDX」と名付けたDX戦略を推進し、ITに注力していたことから、入社後に社内SEとして大きく成長できそうだと思いました。知識が浅く不安だったプログラミングについても、「研修制度が整っているので、未経験でも安心して飛び込んでほしい」と言われ、さらに志望度が高まりました。もう一つ、決め手になったのが、社員自らが手を挙げて異動にチャレンジできる社内公募制度の存在です。希望するキャリアを自身で選択し、社内で築いていける環境は、とても恵まれていると感じました。
三菱マテリアルへ入社し、筑波製作所での現場実習を経て、導入研修でシステムに関する基本知識を習得後、正式に配属が決定しました。三菱マテリアルには、社内SEとして活躍できる部署が、複数あります。その中で私が配属となったのは、全カンパニー(事業部)横断的なシステムを担当する部門の1つで、グループ各社のIT戦略を担う三菱マテリアルITソリューションズでした。若手の段階では、とにかくITの知識とスキルを身に付けたいと考えていたので、ユーザーに寄り添って数多くの課題解決に取り組める当社は渡りに船でした。
現在は三菱マテリアルが導入する人事給与システムの保守業務とバージョンアップを中心に、調達システムの新規導入にも携わっています。
入社2年目の9月、給与担当者の業務効率化のため、手作業で行っていた給与計算を自動化するプロジェクトに参画しました。給与制度が複雑であったため、当初は給与システムを開発した製品ベンダーに給与計算式の作成を依頼する計画でした。しかし、検討を重ねていくうちに、「ベンダーに任せきりにしていいのか、ベンダーにできて自分たちにできないはずがない」という想いが強くなり、効率的かつ手軽にこれまでの知識を集めて実現 できる方法が私の中でイメージできたことから素案をまとめ、1週間後のミーティングで提案しました。すると、その内容が評価され、私の案で進めることになりました。
自分で提案したこともあってプロジェクトリーダーを任され、プロジェクトメンバーと協力しながらシステム開発を進めていきました。スケジュール通りにシステムが完成し、給与担当者から直接「業務負担が軽減されたよ」と言われたときは、大きな達成感を感じました。ユーザーヒアリングやスケジュール管理、進捗報告等システム部門の一連の業務を中心になって進められた経験は、自分にとって大きな財産になっています。
もう一つ印象に残っているのが、人事給与システムのバージョンアップに向けた検証を行ったときのことです。大規模なバージョンアップであるものの、同じシステムであることから結果が変わるリスクは低いと考えながら進めていましたが、実際に検証してみると、一部の機能が想定通りに動かないことが発覚しました。急いで製品ベンダーと不具合の原因を追求した結果、バージョンアップによる仕様変更で、三菱マテリアル独自の設定が機能していない状況に陥っていたことが判明しました。すぐに設定変更することにより、正しく機能するようになりました。もしも検証が甘く、不具合を見逃していたら、一部の社員の給与が正しく支給されない状況でした。この体験から人事給与や調達といった企業の基幹システムが社員の生活や会社の業務と直結していることを再認識しました。担っている使命を果たすため、改めて気持ちを引き締めて仕事に取り組むことを肝に銘じました。
今後に向けた目標は、情報システム部門が言われたことに忠実にこなす裏方としてだけではなく、社内のあらゆる部署が課題に直面したとき、最初に「相談すれば解決してくれる」課題解決のパートナーになることです。そのために必要なのは、社内で各業務を担当するスペシャリストと対等に会話できるレベルまで業務知識を深め、同時にITの最新知識も習得することです。これらを融合することで、常に各業務の改善や効率化について提案する姿勢が身につくと思っています。
日頃から心がけていることは、社内の人たちと綿密にコミュニケーションを取ることです。意見交換を通じて各業務の仕組みや関連する制度・法規などについて学び、こちらからもわかりやすい言葉でシステムの内容を紹介し、理解を深めてもらうように努めています。ITの最新知識や資格の取得については、充実した教育環境が三菱マテリアルグループ内で整備されています。さらに、三菱グループにはコンピュータとコミュニケーションの最先端研究に取り組む三菱CC研究会という組織があり、私はここで生成AIについて学ぶなど、積極的に制度を活用しています。
今後もこうした環境を活用してスキルの向上を図り、全社員の課題を解決する伴走者として、組織全体の成長に貢献したいと考えています。
就職活動では、会社の知名度や業種、職種にとらわれず、多くの企業の情報を集めてほしいと思います。このアプローチがあったから、私は三菱マテリアルと出会うことができました。また、学生時代の専攻にこだわりすぎないようにしてください。大学での学びも大切ですが、仕事で必要なことは会社に入ってからでも学べます。少なくとも三菱マテリアルには、その環境が整っています。学ぶ意欲があれば、支援する制度は充実していますし、多くの先輩が後輩の育成に情熱を持っています。まずはしっかり情報を集め、考え、時には友人など客観的な意見を持つ人に相談して視野を広げ、自分の将来を託せる会社を見つけてください。
| 9:00 | 在宅で業務開始。メールとスケジュールを確認。月の半分は在宅勤務を実施 |
|---|---|
| 9:30 | 新規プロジェクトの進捗状況をメンバーと共有し、上長への報告用資料を作成 |
| 10:00 | 調達プロジェクトの進捗状況をメンバーと確認 |
| 11:00 | 新人事制度の内容を人事給与システムに反映するために担当者と打ち合わせ |
| 12:00 | 昼休憩。得意料理のオムライスをつくって気分転換 |
| 13:00 | 新規プロジェクトの進捗状況を上長に報告 |
| 14:00 | 人事給与システムベンダーと現状の課題&今後の予定を確認 |
| 15:00 | 利用部門からの問い合わせに返答 |
| 16:00 | バージョンアップした人事給与システムの検証を実施 |
| 18:00 | 業務終了 |