Voice 05Voice 05

加工事業カンパニー

現場の改善ニーズに
目に見える成果で応える。

S.Y

加工事業カンパニー 筑波製作所
設備技術部 設備技術グループ

2017年入社

※所属部署・役職、インタビュー内容は当時のものです
決め手は素材産業としての社会的影響力。

決め手は素材産業としての
社会的影響力。

Episode01Episode01

大学では超伝導について研究していました。大学で培った知識・経験を直接活かせる機会は限られているため、社会的影響力や貢献度の大きさ、仕事のやりがいを重視、電力や鉄道などインフラ関連や川上の産業である素材メーカーを中心に企業研究を進めました。三菱マテリアルに興味を持ったのは、「人と社会と地球のために」という企業理念と出会い、この言葉が心に響いたことがきっかけです。さらに企業への好感度が高まったのは、工場見学で実際の製造現場を体感できたことからです。筑波製作所と小名浜製錬所という事業内容が異なる二つの工場を案内してもらい、入社後に携わる可能性がある業務や、将来自分が働く姿を具体的にイメージすることができました。加えて、この時に応対してもらった採用担当の方がとても親身に接してくれ、その人柄にも魅力を感じたことから、内定をもらった複数企業の中から最終的に三菱マテリアルへの入社を決めました。

製造現場に新たなフローを導入、効率アップの功績で所内表彰に輝く。

製造現場に新たなフローを導入、
効率アップの功績で所内表彰に輝く。

Episode02Episode02

入社以来、筑波製作所に勤務し、設備技術関連の業務に携わっています。筑波製作所では、機械加工産業で使用される超硬切削工具の研究開発と製造を行っており、設備技術グループは各種設備のメンテナンスと改善、新規の設備投資、所内で使用されるユーティリティ(電気や水など)の維持・管理などを担います。設備技術の面白さは自分で考えたり、手を動かしたりしながら取り組んだことが、具体的に目に見える成果として現れることです。業務の大小に関係なく、現場の不具合の原因を特定できて設備が正常に稼働できるようになった時や、改善のためにフローを変更した装置が自分の想定通りに稼働した時、担当した設備が立ち上がった時などは、大きな達成感を得られます。
最近取り組んだ事例として、超硬切削工具の製造ラインにある混合機の製造フロー改善があります。混合機の中で超硬原料粉とアルコールを混ぜて工具の材料を混合するのですが、ここで問題視されていたのが、混合終了後に原料粉が混合機の内部に張り付いて残ってしまうことです。混合機を洗浄して原料粉を回収するフローは従来からあるのですが、回収フローを改善して原料粉の回収率を高めたいという要望が製造現場から寄せられていたのです。そこで、現場と改善策の検討を開始し、新しい回収フローの要件を定義しました。新フローを実施するためのスイッチを混合機に増設し、安全に作業が行えるように表示ランプの動作項目を追加する仕様を決定しました。その後、ハードウェアの追加設計とソフトウェアの改修を行いましたが、特に注意したのは、この改善が新たなリスクを生み出さないか、安全性にヌケ・モレがないか、既存動作を妨げていないか、いうことです。こうした注意点を全てクリアした上で、新フローが狙い通りに機能して原料粉が回収でき、現場に感謝された時は大きな手ごたえを感じました。一連の取り組みは優秀改善事例として所内で表彰されており、他のラインにある混合機でも同様の効果が期待できることから、引き続き各混合機に最適な新回収フローを導入する改善業務を進めています。

現場の難題にも全てチャレンジ。

現場の難題にも全てチャレンジ。
目指すは大型案件を一任される電気系のプロ。

Episode03Episode03

現在は、設備技術の中でも投資案件がメインのチームに所属し、主に電気系の知見を活かした取り組みを進めています。筑波製作所の年間事業計画に基づいた設備投資案件が中心で、特定の製造ラインの改修から、所内全体を対象とした設備・装置の更新や大規模な新規設備導入まで、さまざまなレベルの案件に取り組んでいます。目玉となっている案件は、所内への電気を受け入れている特別高圧変電所の更新です。電気屋として取り組む案件としては、おそらく所内で最大規模です。同じチームに所属する電気系スペシャリストの先輩と一緒に、更新内容について慎重に検討を重ねています。
先輩との年齢差は10歳もないのですが、私とは比較にならないほど知識が豊富で、疑問をぶつけると全て的確に答えてもらえる、スーパーマンのような存在です。スキル習得の秘訣を聞いてみると、現場からの依頼に応え、新しい経験を数多く積み重ねることに尽きると教えてもらいました。私も現場からの依頼には難しい課題であっても全てチャレンジする気概を持ち、いずれは先輩のような大きな投資案件が任される設備技術者になることが目標です。

MessageMessage学生へのメッセージ

Message 学生へのメッセージ

設備/プラントエンジニアリングは、あらゆる製造業で必要とされる職種です。求められる業種・業界が広いだけに、企業選びで大切なのは、自分なりの基準を見つけることだと思います。それが私の場合は川上の産業であり、社会に貢献できることであり、社員の人柄の良さでした。また、実際に設備/プラントエンジニアリングの業務に携わって感じていることは、大学で学んだことよりも、入社後に習得した知識の方が圧倒的に役立っていることです。ですから、大学で専攻した内容よりも、積極的に学ぶ姿勢があり、壁に直面した時に解決策を自ら考えて行動できる人が、優秀な技術者として活躍できる職種だと思います。

ScheduleScheduleある一日のスケジュール

  • 7:50
    出社
  • 8:00
    始業 全員でラジオ体操を行ったあとに課内朝礼で本日行う工事内容などの情報を共有
    続いて係内ミーティングで各メンバーが予定している本日のスケジュールを確認
  • 8:30
    担当する工事の現場で安全を確認して工事内容を指示
  • 9:30
    設備改善に伴う回路設計とプログラミングに着手
  • 11:00
    担当工事の仕様書作成・積算
  • 12:00
    社員食堂で昼食
  • 13:00
    設備技術・現場・メーカーの三者で新規導入設備の仕様を確認して要望を集約
  • 14:00
    現場からの依頼を受けて設備の不具合を確認して該当部品を交換
  • 16:00
    実施した内容を所内で運用している修繕履歴システムに記入 同様の状況発生時に的確な対応を行うためのナレッジを蓄積
  • 16:30
    工事発注伝票を発行 担当している委員会の資料を作成
  • 17:00
    終業

Other VoicesOther Voices他のインタビューを見る