設備/プラントエンジニアは、「設備設計のスペシャリスト」として各種生産設備を自ら設計し、試運転に至るトータルエンジニアリングを行います。そして各種生産設備の構想・設計から試運転に至るトータルエンジニアリングを行うことが期待されます。そのため、スタートキャリアとしては、設備のメンテナンスやユーティリティーの管理業務を通じて経験を積んでいただきます。その経験をベースに設備設計や生産ラインの設計を学び、将来的には海外での新規生産ラインの立ち上げ、工場全体のマネジメント、そして新しい工場の立ち上げなどへステップアップしていくケースがあります。
他方、プロセスエンジニアは、製品などの製造や量産化をするためのプロセスに関与し、設備/プラントエンジニアリング職より少し引いた視点からさまざまな課題解決に取り組んでいくポジションです。例えば、リサイクルプラントにおける分別作業の自動化を目的に、どのようなプロセスでどのような設備を導入し、どのように効率や品質を担保できるかなどを考案し、実装していきます。そのため、生産プロセスに関する包括的な知識・経験を習得していくことが可能です。
また、設計開発(工具設計)エンジニアは、若いうちから主担当として工具を設計するだけではなく、キャリアステップを歩む中で、例えば顧客へのソリューション提供を行うテクニカルサポートを経験したり、場合によっては製造プロセスにおける品質改善や技術改善を担うプロセスエンジニアとして働いたり、さらには海外に駐在して技術的な観点からマーケット調査を実施する仕事が出来たりと、ジェネラリストしていろいろな経験ができ、技術者として幅広い分野で成長できる環境があります。