世界最大規模の処理量
各種電子機器類の廃基板は、金・銀・銅・白金・パラジウムなどの有価金属を高濃度に含有するE-Scrapと呼ばれ、貴重な製錬原料の新たな供給元として近年注目されています。また、環境意識の高まりを背景とした世界各国における家電などのリサイクル率向上に伴い、こうしたE-Scrapの発生量は増加傾向にあります。このように拡大するE-Scrap市場について、当社の直島製錬所は、業界No.1の環境負荷低減を実現したユニークな有価金属製錬技術である三菱連続製銅法を強みに、かねてよりE-Scrapの受入・処理の拡大を進めて参りました。2015年6月よりさらなる設備増強中であり、2016年4月の完工をもって、直島製錬所のE-Scrap受入・処理能力は世界最大規模の16万トン/年となります。グループ会社である小名浜製錬(株)でも2013年9月よりE-Scrap処理を開始しており、その処理量を増やしています。