WITH MATERIALS Vol.12
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しばざきのぶよし﨑 信柴慶スクラップディーラーと信頼関係を築きながらグローバル規模でスクラップ回収を強化グループ一丸となって、タングステンの可能性に挑む三菱マテリアル。ここでは「集める」、「資源に変える」、「可能性を広げる」という3つの領域に分け、タングステンの資源循環に携わる人の姿と、注目の取り組みに迫ります。健全な競争環境の構築が巡りめぐってスクラップ品質を高める2013年に三菱マテリアルに入社し、一貫して調達業務を担当。旧MMCスーパーアロイ株式会社(旧桶川製作所)出向を皮切りに物流資材部を経て、2021年からMitsubishi Materials U.S.A. Corporationへ。現在は主に米州における超硬スクラップの調達業務を担当。 特定の資源国に偏在しているため希少性が高く、世界情勢の変化により確保できなくなるリスクもあるタングステン。タングステンを安定調達するためには、リサイクルシステムが必要不可欠です。三菱マテリアルグループはタングステンを含む超硬スクラップをグローバルで回収し、新たなタングステン粉末として生まれ変わらせる資源循環システムを構築しています。 私が働くMitsubishi Materials U.S.A. Corporation(以下、MMUS)は、北米で三菱マテリアルグループの切削工具、建設工具、耐摩工具、電子材料などの販売と、タングステンスクラップの調達を行っています。ただし調達といっても、私たちがお客様などから直接、回収するわけではありません。さまざまな金属が含まれる金属スクラップを回収・洗浄し、その中からタングステンスクラップを選08MitsubishiMaterials U.S.A. Corporation International ProcurementManager 中経2030集める、変える、可能性を広げる。My Challenge三菱マテリアルグループ連携力の「可能性」集める

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