重さ硬い鉄98765鉄柔らかいダイヤモンドタングステン、サファイヤ、ルビートパーズ水晶(クォーツ)オパールガラス融点を比べると3400℃鉄よりも断然、熱に強い1500℃モース硬度の主な例どちらも 同じ重さです!実は社会のさまざまな場面で活躍しているタングステン。あらゆる素材の中から、なぜ、タングステンが選ばれるのでしょうか。その特徴や強みに迫ります。「タングステン」の粉末です最強の耐熱金属!3000℃以上の熱に耐えられるダイヤモンドに次ぐ鉄の2.5倍のタングステンタングステンタングステンは非常に硬い金属です。世界で最も硬度の高い物質はダイヤモンドですが、硬度を表す「モース硬度」はダイヤモンドが10であるのに対し、タングステンはそれに次ぐ硬度9。炭素と結びつくと、さらに硬くなります。例えば、水晶(クォーツ)は硬度7、オパールは硬度6、ガラスは硬度5であり、モース硬度を見るとタングステンの硬さが分かります。タングステンは非常に重い金属です。金属材料の中で最も重い金が比重19.32で、タングステンは19.30。例えば鉄は7.85なので、タングステンは鉄のおよそ2.5倍の重さ。その重さを生かし、ゴルフクラブや釣り用のオモリにも使われています。04タングステンは熱に強い金属です。融点は約3400℃と、金属材料の中では最高の融点を誇ります。一方で私たちに身近な鉄は、1500℃程度で溶けてしまうので、比べると非常に耐熱性が高いことが分かります。切削加工では大きな衝撃がかかり、800℃以上の熱が発生しても耐えられるため、切削工具の材料として活躍します。10タングステンの秘める「可能性」強さ硬さ
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