WITH MATERIALS Vol.11
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■ひぐち口 真まこ子鷹たかの野 陽あきひろ弘玉たまかわ川 隆たかし士めっきラインで品質改善、設備工事をはじめ幅広い業務を担当。三宅 生産管理部の私は営業と製造をつなぐ役割を担い、お客様からのオーダーを製造現場につなげています。営業と製造の間に立って、遅延が発生しないようにしています。新しいお客様も着々と増えてきており、自動車向けなどの銅加工品需要に応えています。玉川 増速化には課題もあります。作業者の処理時間も短縮され、作業者の負荷が増えるので、負荷を軽減するために作業の自動化にも、合わせて取り組む必要がありました。培った知見を共有し連携力を発揮したい――中経2030達成には社内の「連携強化」が一層求められます。業務で発揮された、部署間や拠点間の連携やありたい連携の姿を教えてください。川口 工程改善に向け、部署を越えて困りご若松製作所技術部 生産技術課堺工場製造部 型銅課型銅製造における工程管理と品質改善を担当。とを共有し、意見を交わし合い、改善につなげています。例えば銅加工開発センターで工程改善のシミュレーションができたり、藤田さんのいる三宝製作所 製板課の力を借りたりできるのは当社ならではの強みです。また、私がいる技術開発部は国内3拠点にあり、技術交流会を月1回開いて拠点を越えた意見交換や業務紹介をしています。今後もっと活発に意見交換をして、当社の強みを発揮させていきたいです。三宅 私の仕事では営業との密な情報連携が大切ですね。営業から、今後市場ではこの分野の受注が増えそうといった情報を聞き、製造現場に随時伝えています。受注の見通しが予測できない部分もある中ですが、もっと密に情報連携できれば、より機動力を高められると思います。鷹野 堺工場の新溶解設備の設置においては、法令や予算といったあらゆる角度からの堺工場企画部 業務課原料の入荷や、工場で製造した製品の出荷を担当。検討が必要で、自分たちだけでは計画を実施できませんでした。大きな課題に取り組む上で、部署の垣根を越えたタスクチームを結成し、それぞれの検討課題の解決を目指しました。玉川 今後、私たちの3拠点がありたい連携の姿としては、三宝製作所も若松製作所も堺工場も、共通の設備があって拠点ごとに培ったノウハウがおそらくあるはずなので、そのノウハウを共有し、お互いの業務や工程設計に活かすことができれば、当社の連携力は今よりもっと発揮できると思いますね。※所属は2024年7月取材当時のもの09三菱マテリアルは次世代技術の発展に貢献するため、中期経営戦略2030で「高機能素材・製品供給の強化」に取り組み、銅加工事業では「グローバル・ファースト・サプライヤー」を目指しています。今回は銅加工事業を支える、堺工場、三宝製作所、若松製作所の3拠点から社員が集まり、座談会で中経2030の進■や今後の意気込みについて語り合いました。

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