7月・8月7月8月三菱マテリアル本社にて「Family Day」開催8月8月9月三菱マテリアルヨーロッパ社が営業開始 7月末に「統合報告書2024」を発行しました。財務面だけでなく、非財務面の取り組みも積極的に開示し、中長期的な成長をご理解いただくことを目的として、当社の価値創造プロセスやマテリアリティに関する目標や取り組み、資源循環の拡大やカーボンニュートラルの実現等の中期経営戦略に関する進■等の取り組みを紹介しています。また8月末には「サステナビリティレポート2024」を発行しました。当社グループのサステナブル経営に関する考え方・取り組みなどをご理解いただくことを目的としています。どちらも当社コーポレートサイトにてご覧いただけます。『WITH MATERIALS』読者アンケートにご協力ください今号の『WITH MATERIALS』に対する皆さまの率直なご意見・ご感想、取り上げてほしいトピックスをお寄せください。https://forms.office.com/r/eqBvZud20K2024年7〜9月における、三菱マテリアルの主要トピックスをお伝えします。 三菱マテリアルが30%の権益を取得しているチリ国Mantoverde鉱山において銅精鉱の生産が開始されました。本鉱山は1995年に電気銅の生産を開始、操業を続けてきました。深部の硫化鉱の開発プロジェクトにおける選鉱場などの主要な建設工事が完了し、銅精鉱の生産が開始され、フル操業に向けて取り組んでいます。当社は銅生産の30%を引き取る権利を有しています。また、生産される銅精鉱は不純物が少ないクリーン鉱と見込まれ、2041年までの長期間にわたり銅資源の安定供給が期待されます。 三菱マテリアルは、世界最大級である600㎜角の「角型シリコン基板」を開発しました。半導体パッケージの製造工程において、半導体チップを配置するキャリア基板が従来の円形状では、効率よくパッケージをキャリア基板に収められないことが課題となっています。当社は、従来から当社グループで培ってきた大型シリコンインゴットの鋳造技術と、当社独自の加工技術を組み合わせてこの課題を解決し、半導体分野における生産性向上に貢献します。 三菱マテリアルは、2030年に向けた私たちの目指す姿である「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」ための行動の指針となる新たな価値観を策定しました。従業員が価値観に基づいた行動を積み重ねることにより、企業価値を向上させていく新たな組織文化構築を目指し、有志で募った従業員が考えた素案をもとに投票形式で意見集約を行い、その結果と経営層による議論を経て新たな価値観を決定しました。チリ国Mantoverde銅鉱山の銅精鉱生産開始半導体パッケージ向け世界最大級の「角型シリコン基板」を開発三菱マテリアルグループの新たな価値観を策定統合報告書2024・サステナビリティレポート2024を発行三菱マテリアルグループ 価値観上空からの全景サイズ例510×515×0.8㎜の外観(右)、左はサイズ比較用(φ300㎜) 三菱マテリアルは学校の夏休み期間に合わせ「Family Day」を開催しました。本イベントは、丸の内本社オフィスで働く従業員のご家族を職場に招待し、日頃従業員を支えてくださっていることへの感謝をお伝えするとともに、当社や仕事に対する理解を深め、親しみを持っていただく機会として、昨年に引き続き開催しました。当日はオフィスツアーに併せて、小中学生向けと高校生以上向けに異なる内容で当社事業に触れるイベントを実施。「実際に働いている姿を見ることで詳しく会社を知ることができた。子供たちにとって貴重な体験となった。」などといった感想が寄せられ、社員、家族、会社が相互に交流できる貴重な機会となりました。 三菱マテリアルは、当社100%子会社であるMM Netherlands B.V.(オランダ)の機能を拡大・再編し、三菱マテリアルヨーロッパ社(Mitsubishi Materials Europe B.V.)をオランダ・アムステルダムに設置、9月より営業開始しました。欧州地域において、E-Scrapなどの資源循環事業やタングステン事業の戦略を立案し、それらを実行するとともに、欧州地域の各事業会社の経営管理や銅鉱山の配当管理業務などを行います。19統合報告書2024サステナビリティレポート2024TOPICS
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