WITH MATERIALS Vol.11
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英Dドーソンawson Sシャナハン Dawson Shanahanグループの買収は、欧州で拡大が見込まれる、高純度・高導電性が必要とされるxEV向け銅部品の需要への対応を加速することを目的としています。欧州を含め世界規模で内燃機関車からxEVへの移行が進む中、高精度な銅加工品の需要は今後中長期にわたり拡大する見通しです。今回の買収により、欧州の共通の顧客への営業を効率化できるほか、両社に共通する冷間鍛造や機械加工の技術を共有することで、技術面や生産面のシナジーの創出が期待できます。 Luvataグループはさらなる銅需要の拡大に対応するため、E-モビリティ、電動化、グリーン・トランジションなどの分野を成長ドライバーと位置付け、これらの市場での投資を含むさらなる成長の機会を引き続き模索していきます。今後も「グローバル・ファースト・サプライヤー」を目標に、グループの専門性と強みを活かし、高品質な銅製品を通じたソリューションを提供してまいります。 このたび、三菱マテリアルグループのLuvata社は、医療、自動車、再生可能エネルギーのほか、各種産業で利用される銅やその他の金属に関する高度なエンジニアリング技術を持ち、精密加工品を製造する英国のDawson Shanahanグループを買収しました。News全世界に広げる銅加工の力現在扱っているクロムジルコニウム系銅合金は、海外に数多く出荷しています。この工程改善に積極的に力を入れて、一層の受注増加に貢献できるようにしたいです。他の部署や拠点がどんな仕事をしているか分からないことが多いので、お互いに紹介したり、拠点間をまたぐプロジェクトを増やしたりして、業務の幅を広げたいと思いました。座談会で出た「安定操業」というキーワードは、私たちのどの拠点にも共通する使命です。関係部署と協力しながら、私自身も安定操業に貢献できる人材になりたいです。三宝製作所藤田 健太朗若松製作所三宅 風雅 堺工場鷹野 陽弘 組織の中で、銅板を熟知した人材はもっと増えていくべきだと感じます。私も自分から進んで銅板を深く学ぶことで、もっと会社に役立てて、業務をリードできる人材になりたいです。やはり当社の基礎となるのは安定操業・安定製造だと思います。まずは着実にオーダーが流れるように調整し、お客様へ安定的に届ける。それが私の使命です。目標は、既存市場におけるお客様からの信頼度や満足度を向上させることです。そのために、不具合なく安定した品質を提供できるように、日々の改善を続けていきたいです。技術開発部川口 卓也若松製作所玉川 隆士堺工場■口 真子調印式にて、左から:Dawson Shanahan共同マネージング・ディレクター Les Reeves、Luvata グループ社長兼CEO Pekka Kleemola、Dawson Shanahan会長兼共同マネージング・ディレクター David Dawson、Dawson Shanahanエンジニアリング・ディレクター Mark Jennings(役職・肩書きは調印時2024年5月のもの)本社所在地Pori, Finland事業内容会社概要溶接電極・溶接線、コネクタ類、超電導線、 合金線、ブスバー、アノード、各種導電部材、 冷却ジャケット等、銅加工製品の製造・販売。Luvataグループ社長兼CEO Pekka Kleemola11My Challenge座談会に出席した6人に、これからの仕事に込める思いやチャレンジしたい目標などをお聞きしました。Luvata Oyがhanahanグループ買収

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