「中期経営戦略2030」は、Webサイトよりご覧いただけます。03三菱マテリアルは中期経営戦略2030において、目指す姿を「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」と掲げています。今号でご紹介するのは、自動車や航空宇宙、医療、金型、衛生など幅広い産業のものづくり現場で、ものを削ったり、切り出したりする際に使われる工具です。普段、こうした工具を目にすることはないかもしれませんが、実は私たちの生活を支える、ものづくりになくてはならない存在です。動かせる喜びを取り戻す人工関節を加工するけがや病気・加齢により、本来の働きができなくなった骨や関節の機能の、回復や補助を担うのが、ブリッジや人工関節・人工骨などの「代替再生治療機器」。加工が難しい合金が使われることが多いこの分野でも、三菱マテリアルの工具が活躍しています。スマホもペットボトルもこれが不可欠金属やガラス、プラスチックなど、さまざまな素材の成形に使われる「金型」。スマートフォンからペットボトルまで、あらゆるものを形づくるために欠かせない存在です。金型の品質は、製品の出来を左右します。こうした金型の加工にも、三菱マテリアルの工具が使われています。やわらかい素材でも、正確に切り出す紙おむつや絆創膏などのサニタリー製品を作る際は、紙や不織布を、複雑な形に切り出す加工が必要です。グループ会社のMMCリョウテック社は「ロータリーダイカッター」という、言わば「型抜き」のように切断する工具を供給し、効率のよい生産を支えています。医療金型衛生のづくりの
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