タングステン粉末(WC)タングステン粉末(WO3)超硬工具二次電池タングステンカーバイド(WC)の結晶使用済み超硬工具スクラップタングステンは、非常に硬く、重い希少金属です。炭素と組み合わせることでより硬い材料となり、その硬さを活かして超硬工具の主原料となります。また、タングステン粉末は、二次電池の材料としても使用されており、自動車のEV化などに伴って、今後も需要が急拡大することが予測されます。10超硬工具の主原料である、タングステン。近年は、EVなどに使用される二次電池の材料としても、需要が高まっています。三菱マテリアルグループは、持続可能なタングステンの調達を目指し、グローバルでの超硬スクラップ回収拡大とリサイクル処理能力の強化に取り組んでいます。タングステンとは?リサイクル原料比率80%以上を目指す三菱マテリアルグループは、回収した超硬工具のリサイクル処理能力を強化しています。グループ会社の日本新金属社秋田工場では、2017年にタングステンのリサイクル設備を増設し、処理能力を大幅に増強しました。2030年度までの目標として、当社で製造する超硬工具の原料に占めるリサイクル原料の比率を80%以上に増加させることを目指し、リサイクル技術の開発と、リサイクル能力の強化に取り組んでいきます。回収・リサイクル販売・使用Project Story 3中経2030実現へ 循環をデザインするタングステンの調達を持続可能に
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