国内ではNo.1の伸銅品メーカーの地位を確立し、海外ではLuvata社を中心として合金開発力をベースにした製品供給の強化および成長市場であるxEV、医療、環境領域への参入をさらに進めます。また伸銅品のリサイクル率を向上させることにより、GHG削減への貢献とともに、コスト競争力を高めていきます。 電子材料事業で扱う製品は、どれもユニークな製品・ニッチな製品です。今後、これらのニッチな製品に磨きをかけ、組み合わせることなどによって新たな事業を創出することを目標に、2023年4月より電子材料事業を構成する4つの部門※の横断組織となる「技術部」を設置しました。技術部内に「マーケティング部門」と「半導体新事業開発センター」を置き、特に半導体材料周辺での新事業や新製品探索を行います。 半導体新事業開発センターには開発試作機能を持たせ、マーケティング部門と協業し、市場や顧客ニーズのヒアリングと開発試作による仮説検証を一気通貫で行える体制としています。4部門それぞれの強み・得意技術を部門横断組織が管掌することで、事業全体としてのシナジーを生みだしていきます。※機能材料、電子デバイス、電子化成、シール半導体・xEV市場を中心に、シリコン加工品/柱状晶・シール・サーミスタセンサなどの注力製品を開発段階からお客様にも関わっていただくことで付加価値を高め、提供していきます。また、新たな市場や顧客ニーズに応えるべく、新規事業を創出します。市場調査顧客ヒアリング一気通貫でスピーディに新規事業の探索と創出高速回転開発・試作品提供仮説検証(F/S)電子材料事業 半導体新事業開発センターマーケティング半導体関連の新規市場/顧客部門横断組織半導体新事業開発センター部門(電子材料事業部内の各部門技術)領域機能材料電子デバイス電子化成シール10「グローバル・ファースト・サプライヤー」を目指し、成長市場のニーズにより早く、より的確に応えていくため、三菱マテリアルは「海外市場での事業拡大」や「新規事業の創出」にも注力します。既存注力製品への投資海外市場での新規事業の創出事業拡大「グローバル・ファースト・サプライヤー」へ国内最大サプライヤーの地位確立と、海外顧客への販売拡大へ銅加工事業半導体・xEV市場への注力と新規事業の創出へ電子材料事業市場ニーズ調査から開発まで一気通貫の新組織で、新規事業創出を加速「世界」と「次なる成長市場」を見据えて
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