赤あかさか坂 一かずゆき行中経2030最新TOPICSMy Challenge09金属事業カンパニー製錬事業部製錬部 部長補佐 製錬部では製錬事業における生産や製錬技術の企画・管理に関する業務を行っています。その中で私は、小名浜製錬所の担当として、操業支援や技術的課題への対応支援、設備投資計画の立案支援などを担っています。 中経2030では、E-Scrap類の処理能力を増強し、年間24万tの処理体制確立を掲 三菱マテリアルは、2023年4月に小名浜製錬株式会社を完全子会社化しました。同社の小名浜製錬所は東日本唯一の銅製錬所であり、銅素材・銅合金を安定供給し、廃自動車から発生するシュレッダーダスト(ASR)やE-Scrapの処理など、非鉄金属リサイクルの重要拠点です。 三菱マテリアルは、製錬事業拠点間で多様な金属元素を回収する「マテリアルグリッド」げています。そこで製錬部では、各製錬所の設備投資計画の策定を支援することで、この目標の実現を目指します。 小名浜製錬所では、早くからシュレッダーダストなどの廃棄物処理に取り組み、継続的な設備投資と技術改善を進め、処理量を増やしてきました。さらなる処理能力拡大に向け、E-Scrapの増処理計画を推進し、新たな処の強化を進めています。今回の完全子会社化を契機に、小名浜製錬所で新たにリサイクル原料の前処理施設の建設計画を進め、マテリアルグリッドの強化につなげます。 三菱マテリアルが持つ技術を、小名浜製錬所のリサイクル事業強化に活かすことで、中経2030で掲げる金属資源循環を加速させます。理設備の導入により、2030年には現在の倍以上の処理能力を目指します。 現在は関係者が一丸となって、中経2030達成に向けた工事実施や起業計画を策定しているところです。小名浜製錬所が競争力のある強い製錬所に成長していく中、私自身もその一員として貢献していきます。目指す姿の実現に向けて、三菱マテリアルの挑戦が既に始まっています。ここでは最新のトピックスと、目標達成に挑戦している社員の姿をご紹介します。拠点間のマテリアルグリッド強化小名浜製錬所を「強い製錬所」に。その伴走者でありたい小名浜製錬の完全子会社化02
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