※MHT社 正式名は、Masan High-Tech Materials CorporationFOCUSMSP5 家電や住宅、自動車など、あらゆるものがインターネットで結ばれるIoT時代では、スマートフォンをはじめとする情報通信機器の高性能化が求められています。その進化を支えているものこそ、三菱マテリアルの機能性材料や電子部品です。 進化という点では、自動車も100年に一度の大変革期を迎えています。世界はもちろん、日本においても2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルが宣言されましたが、その■を握るのが、ハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(BEV)といった、次世代電動車です。そのシェアは急速に拡大していて、2030年には国内新車販売台数の50%以上を占めるのではないかと言われています。 そんな自動車業界において、三菱マテリアルだからできることがあります。各種温度センサーや、大電流を流すバスバーなどに用いる無酸素銅、自動運転化で小型化が求められるコネクタに用いる端子用銅合金など、三菱マテリアルのユニークな製品が、自動車の進化を加速させます。 海外においても、自動車などの産業向けソリューションを提供しているグループ会社のLuvata社のノウハウと当社の研究開発能力や銅加工の技術力を掛け合わせ、付加価値のある製品を生み出します。 三菱マテリアルは、変革期を事業機会と捉え、高付加価値な製品とそのものづくり力で“新しい移動”をつくっていきます。移動の未来に応える素材xEVでの情報表示や自動運転の急速な進化において、活躍するのが高強度銅合金「MSP5」。耐応力緩和特性と端子成型性に優れているため、xEV向けコネクタの端子材料として最適です。熱を制する素材xEVの熱マネジメントを司るのが、高速応答性、高精度を誇る三菱マテリアルのサーミスタ。「素子からの一貫製造」による、形状・特性の自由度の高さでお客様に合わせた製品を提供します。サーミスタ 私たちの安全で快適な日常を支える生命線は、最先端の材料や技術です。当社は、長年の技術やノウハウの蓄積により、素材とコーティング技術の強みを活かした世界No.1品質の超硬工具を生産しています。それは、自動車や航空機、医療機器で使用する部品や材料の加工に不可欠な工具です。 さらに当社はMHT社※への出資を通じて、超硬工具に欠かせないタングステンのリサイクル事業も強化します。そうした取り組みにより、三菱マテリアルは高付加価値な製品をものづくりの現場に安定的に提供することで、マーケットにおいてなくてはならない存在となることを目指します。ものづくりを変える高性能製品お客様に高能率で高寿命、高精度な新世代ドリルを提供するために誕生した「DVASドリル」は、「待ちなし、折れなし、曲がりなし」な小径ドリルとして、ものづくりの現場で細穴加工の常識を覆します。DVASドリル09ものづくり力で描く“移動”の未来マーケットの発展に欠かせない存在を目指してものづくりの進化に応える製品・素材自動車は変わる。通信は変わる。だからこそ、素材にできることがある。
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